獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

橋本、児玉、星部らのトークイベントレポを読んだ。

2020-02-05 23:32:16 | モーニング娘。と私
つんくなきあと

1997年のモーニング娘。結成以来ずっつつんくがモーニング娘。やハロプロに楽曲提供をし、プロデュースをしてきた。だけどつんくはのどの生態摘出手術をうけて、その後ハロプロのプロでゆーさーではなくなる。それが2014年ぐらいかな。

その後にデビューした、カントリーガールズ、こぶし、つばき、BEYOOOOONDSはつんくプロデュースではないユニット。

そう考えると、つんくが最後にハロプロでプロデュースしてデビューさせたのは、宮本佳林をエースとするJuice=Juiceなのね。つんくが最後にてがけたはろのグループがJuice=Juiceで、つんくが最後にハローでアルバムをてがけたのが、ハロプロ研修生ののファーストアルバム「ファーストアルバム「① Let's say “Hello!”」なのね。この研修生アルバムはきっとハロプロ史上もっともすばらしいアルバムだと思う。

ハロプロはつんく前とつんくあとにわけられて、2015年からはつんくなきハロプロ。そして、そのかわりに登場してきたのが、児玉雨子、星部ショー。それに音楽ディレクターの橋本シン。

この3人に食わて、パイパイでか美し、北のなんちゃらというMV監督の5人でトークイベントが先日あったよう。東京でのイベント、小さな会議室のようなところでのイベント。

知り合いの佳林ちゃんファンの人から、そのレポのブログを教えてもらったので読んでみた。詳細なレポで、とても興味ぶかかった。いまハロプロがどうやって動いているのかがよくわかるイベントだったよう。

「橋本慎×星部ショウ×児玉雨子×ぱいぱいでか美×北野篤「聞きたい!新世代のハロプロ作家の作詞作曲術!」」に行ってきた - 傀儡音楽

デスペア的今のハロプロの作詞作曲制作陣営のポイント

1、メガネの男の子は2012年にできあがっていた。

BEYOOOOONDSのデビュー曲、眼鏡の男の子。寸劇をとりいれて、出だしは講談師区長という異質な楽曲。私も2年前にこの曲をきいたときは、どう楽しめばいいのかわからなくてとまどった思い出。でもいまやまなんかやみつきにになるね。特に、私のお気に入りは高瀬くるみの、メガネ電車きたーーーと清野桃姫のベベン。いいね。

この曲をつくったのは、星部しょーという人。こぶしとかJJに良曲をどんどん提供してくれる星部。私はてっきりこの人は、昔つんくの楽曲をアレンジしていた鈴木ダイチとかだとおもっていたけど、まったく別の人で、そして実在したのね。

2012年の作詞家作曲家発掘オーでで星部はメガネの男の子でエントリー。優秀者にはえらばれなかったけど、橋本シンシンに声をかけられて、ハロで楽曲を提供するようになったとのこと。
メガネの男の子が2012年時点でできあがっていて、それがねかされて7年後の2019年8月にリリースされたのね。すごいね。そんな歴史があったのね。

2、児玉雨子は佳林の先生だって?
26歳の児玉雨子。児玉は静岡の高校生だったとき、静岡のローカルテレビ局の情報番組コピンクスのキャラクターをやっていた宮本佳林のために楽曲をつくろうということになり、その作詞をまかされたのが当時高校生だった児玉。

そしてできあがったのがカリーナノッテ。当時まだ小学生の佳林はハロプロ研修生、研修生という身分のままコピンク名義とはいえ、CDデビューしし、そしてソロライブをやったのは、ハロプロの222年の歴史の中でも宮本佳林ただひとり。

今回のトークイベントで、橋本シンは、児玉雨子をよいしょすべく、児玉先生は佳林の生みの親みたいな発言をしている。

ん?と思う私。橋本シンは実に口がうまい。橋本は児玉のおかげで研修生だった佳林がCDもだせて、その後Juice=Juiceとしてデビュー。そのきっかけは児玉雨子といわんばかりのよいしょ。

いやいや、そうじゃないと思うの。

佳林がいたから今の児玉雨子の作詞家生活がはじまった。当時児玉は作詞家ではなく小説家を目指していて、はじめて佳林に曲を提供して、それが作詞家デビュー。どっちかというと、佳林が児玉雨子の生みの親だと思う。

これは、小田さくらがハロプロエッグではないということと同じぐらい、私がこだわるべき事柄。このトークイベントに視覚障害者を代表して、バリバラ出演者を代表して物申したかったな(笑い)

3、橋本シンが描く各グループのカラー

ハロプロは現在6グループが存在していて、どれもカラーがかぶっていない。昔もこのぐらいのグループが存在した時期はあったけど、その当時とくらべ、さらに各グループのカラーというものがはっきりしているのが現在のハロプロの特徴。
かつては、すべてのグルーウプgをつんくがプロデユースしていたので、どうしても、その本質はにかよっていた。Berryz工房と℃-uteのその色の違い、歌い方の違いは、今のこぶしとつばきの差ほどではない。今のこぶしとつばきはまったく別の歌い方をしている。歌う曲もまったく違うね。
この違いはだれがどう決めているのか。具体的に、どんなカラーづけをするとなっているのか不思議だったけど、トークイベントの橋本シンディレクターの発言で腑に落ちた。

橋本シンいわく、
「うーん、グループによって違うけど。
例えば
ビヨはトンチキな、何が出てくるかわからない、当たり前じゃ満足しない感じを大切にしてる。おっと思えるかどうか。
アンジュルムだったら強さとそこに隠された弱さ、とか。
つばきだったら儚さとせつなさとか。
Juiceだったら大人の女性の可憐さとか。そういうカラーの中でどう表現していくか。これを忘れちゃうとぐちゃぐちゃになってっちゃう。そういう線引きしつつも、今までなかったものを模索していく感じかな」

こぶしについては言及がなかったけど、こぶしカラーも聞きたかったね。

Juice=Juiceは大人の女の可憐さなのね。だから中年男性の私にはなかなか響いてこないんだよなー。納得(笑)

4、その他

その他気になった点としては、ハロプロ制作側もヲタ文化などを気にしているよう。25歳永遠説は25歳定年説のアンチテーゼで、日本のDNAはダパンプのUSAににせようとのこと、あとヲタの間でいわれていた日本のDNAはコムロサウンドとの評価もまさしくそのとおりで、それににせてつくったとのこと。こういう裏話をきけるのは貴重だね。

あと、児玉雨子は、自分の作詞のの曲は、自分で刈仮歌をふきこんでそれを橋本に渡しているとのこと。児玉は曲が先にあって詞をあとでつけていく手法なので、自分で仮歌をいれないと、どこでふわりをするとかどこでブレスをするとかが伝わらないんだね。ただこの児玉の仮歌をさらにプロの仮歌シンガーがうたって、それを仮歌としてメンバーは聞いているようなので、ハロプロメンバーは児玉の仮歌は聞いたことがないかもね。

なお、児玉もハロとの関係、コピンク後のハロとの関係は、橋本シンに声をかけられたのがきっかけとのこと。橋本シンが才能を見出しているのね。
私が橋本シンをはじめて知ったのは、たしか、2013年の第1回のハロプロ研修生公開実力診断テストの審査員のときだったかな。やけに調子のいい、うまいコメントをする、けっして研修生をけなさないしからないいやさしいおじさんという印象だったけど、この人が今のハロプロを形作っているのね。

あと、現在の娘。以外のグループの楽曲は、コンペでいろいろな候補局からしぼって採用するとのこと。星部も児玉もそのコンペに参加して採用されてはじめてハロの楽曲としてリリースされるとのこと。てっきり、ハロ側から依頼しているものとばかりおもっていたけど、コンペだったのね。このコンペのおかげでいろいろな幅のの曲がハロに提供されるようになったのね。

とても貴重な話を知れてよかった。最後に、橋本シンによる、宮本佳林評をかいておこう。

橋本「宮本はエモいんだよ」
雨子「そうなんです! 声も綺麗だし」
橋本「女の子らしくも歌えるし混沌も表現できる。金澤もソロライブやったけど彼女もうまいんですよ」
でか美「みんな知ってます(笑)」
橋本「宮本はいい意味で計算を裏切ってくる個性が素晴らしい。金澤はうまさははずさないし、年相応の色気もある。やっぱりソロ活動をやるとグループの中では見えないことも見えてくる。今後別のメンバーでもやるかもしれないので見守ってほしいですね」

そうか、佳林のあの歌は混とんカオスなのね。なんかわかるような気がする。カオスとコスモスは表裏一体。佳林には宇宙的奥深さがあるのよね。


最後に、つんくの佳林表もはっておこう

とおもったけど、みつけられなかった。ファンになぜサヤシを娘。に入れて、佳林を入れなかったのかという詰問ツイートに対して、

佳林がいてへんかたらJJできへんやん

というつんくのツイート。これがすべてだね。





コメント
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