獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

トランスジェンダーの人の講演を聞いた。女性から男性へ、というか私はそもそも男性です。

2020-11-26 22:46:01 | 網膜色素変性症と私
7年

40年ぐらい前私が小学生だったころ、いじめめられていたというか、からかいの対象だったのは、なよなよした男、おかま、あとは変なやつ、それと障害者。今思えば、彼らは、ゲイだったり、発達障害だったりしたのね。だいたい10パーセントぐらいは、LGBT性的少数者。

今日は、もともとは女性の体で、性転換をして毎月男性ホルモンをうって、男性になった人の講演を聞いた。知らないことをしるのは、違和感もあるし、新たな刺激発見もあるね。

そこでしたのは、今は性同一性障害とはいわずに、性別違和、ということ。たしかに障害者ではないもんね。男性なのに自分は女性だとおもっている人を、障害者だとすれば、その考え方、性質を矯正しないといけない。あなたは男性なんだから、男性らしくしなさい、そんなピンクの服きなさんな。

そうじゃなくて、それでいいんだよと認めてあげることが大事。

あと、おかま、ホモは差別用語。視覚障害者でいうところの目くら、聴覚障碍者でいうところのつんぼと同じだね。
あと知らなかったのは、レズビアンのことをレズというのも差別用語とのこと。ちゃんとレズビアンというか、あるいはビアンというのがいいとのこと。ビアンってたしかに何かかっこいい響きだね。

当事者が一番悩むのは家族へのカミングアウト。そしてその家族がうけいれてくれるかどうかということ。もともとは娘。と育ててきた、娘。だとおもって育ててきた父親。大人になってから実はオレ男になんだ、男なんだ。娘。としてかわいがってきた父親はそりゃショックだろうな。父親が、自分のことをまわりに、私の娘。ですではなく、私の息子ですと紹介できるまでに7年かかったとのこと。

たしかに、もし、宮本佳林が、12月10日木曜日、東京日本武道館で、18時30分から、Juice=Juice卒業コンサートをおえて、一夜明けて、鬼滅の刃のゼンイツみたいに単発にして、髪の毛ツンツンにして、金髪毛先はオレンジの風貌で。

私は今日から男として生きていきます。禅宗中の呼吸でいきていきます。

って言われたらびっくりするだろうね。

でも考えてみたら、今ハロプロメンバーは52人。全員女性だけども、その1割5人は必ずLGBTはいるのね。

そういうことのカミングアウトへの準備も私たちハロプロファンはしておかないとね。

去年の6月にハロプロ、アンジュルムを卒業した和田彩花は、卒業後、だんだん、ジェンダー、フェミニズムのことを発信していっている。和田は自分の性愛の方向がわからないといっていた。

あと、ウェブ雑誌に寄稿して、エアイドルのころは、小さいころから街中をあるくときは返送するようにいわれていたこと、メンバーカラーは赤やピンクがメンバーからも人気があること、など、ジェンダーを自分体験としてかたっている。実に興味深い。

「枠組み」にとらわれるのをやめた|和田彩花 - はたらく気分を転換させる|女性の深呼吸マガジン「りっすん」はこちら

LGBTの人が生きやすい世の中は、多様性をみとめる社会であり、障害者も生きやすい世界。マイノリティーとして、これからも和田彩花の発信を私のアンテナでひろわなくちゃ。ハンバーガーを大口でたべながら。
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