7月20日(月)

昨日の快晴とは全く違う雰囲気。
テン泊荷物を背負ってこんな登り下りを何十回と繰り返させられるよ。
気を抜いたら滑落な場所が多い。
09:35熊沢岳(1:25 コースタイム1:50)

ここでS竹の7年モノ登山靴のソールがいっきに剥がれた。
パンツの隙間からキラリと顔を出す網

11:00東川岳(1:25 コースタイム1:30)

もう本体とソールのソーシャルディスタンスが開き過ぎ

今にも崩れそうな崖をグズグスな登山靴で突破する


11:15木曽殿山荘(0:15 コースタイム0:20)

疲れた〜ってドアを開けると人の気配がなく、奥でオーナーらしき翁が冬眠から動き出してきた。
食事の提供はしていないらしく、唯一カップヌードルだけ500円で提供してもらった。奥の食堂にはあげてもらえず、この隔離された密集部屋で食べることになる。

爪先しか繋がっていないソールを針金で縛る。翁、、、ホントにありがとう。

12:00前に進むしかない。頑張れ網パン!

アレが空木岳頂上やと信じて頑張ったのに、第一ピークだと。第一があるってことは、、、もうウンザリ。

ここに来てまだこんなの登らせるか!

霧に浮かぶあのピークもきっと幻の頂上なんやろな。


あ、、、あれは紛れもない頂上ちゃう?

よく空木岳に登るという地元の村人。
2日目。
朝日っぽい雰囲気は一瞬で消え、ガスガスな日の開幕である。
05:20駒ケ岳頂上山荘からスタート

昨日の快晴とは全く違う雰囲気。
マチャアキの西遊記に出てくる妖怪の巣や。

宝剣岳の頂上。

宝剣岳の頂上。
ここに立ったら魔界王になれそうやわ。

10m先の視界がない

こんにちは〜

落ちたら結構な怪我になりそうな壁もある

S竹命名「トカゲ岩」

親切な木道もある。

10m先の視界がない

こんにちは〜

落ちたら結構な怪我になりそうな壁もある

S竹命名「トカゲ岩」

親切な木道もある。
時折細かい雨が降るので常に路面濡れてます。

08:10檜尾岳(2:50 コースタイム5:05)

晴れてたら気持ち良さそうな稜線。

08:10檜尾岳(2:50 コースタイム5:05)

晴れてたら気持ち良さそうな稜線。
草木が濡れててパンツがビショビショ泣


指先が軽く掛かる程度の溝に指を掛けて濡れてる岩を伝う。
もし足を滑らせても絶対体重支えられへん。

テン泊荷物を背負ってこんな登り下りを何十回と繰り返させられるよ。

気を抜いたら滑落な場所が多い。

09:35熊沢岳(1:25 コースタイム1:50)

ここでS竹の7年モノ登山靴のソールがいっきに剥がれた。
たつも同じ靴を持ってたが、2年過ぎたくらいでソールが一部剥がれてきたから使わなくなった。なのにS竹は久しぶりにこの縦走に履いてきた。アホやなぁ

応急処置用の紐は持ってきたみたい。

応急処置用の紐は持ってきたみたい。

パンツの隙間からキラリと顔を出す網

11:00東川岳(1:25 コースタイム1:30)

もう本体とソールのソーシャルディスタンスが開き過ぎ

今にも崩れそうな崖をグズグスな登山靴で突破する

満身創痍でやっと木曽殿山荘がみえてきたーっ!

11:15木曽殿山荘(0:15 コースタイム0:20)

疲れた〜ってドアを開けると人の気配がなく、奥でオーナーらしき翁が冬眠から動き出してきた。

食事の提供はしていないらしく、唯一カップヌードルだけ500円で提供してもらった。奥の食堂にはあげてもらえず、この隔離された密集部屋で食べることになる。

満身創痍、疲労困憊な身体に入れたカップヌードルは感動ものに美味い。
そして食べてる時に翁が我々の前に針金とペンチを投げ捨て「これで縛れ」。
元警察官だという翁が高倉健に思えた。

爪先しか繋がっていないソールを針金で縛る。翁、、、ホントにありがとう。

12:00前に進むしかない。頑張れ網パン!

アレが空木岳頂上やと信じて頑張ったのに、第一ピークだと。第一があるってことは、、、もうウンザリ。

ここに来てまだこんなの登らせるか!

霧に浮かぶあのピークもきっと幻の頂上なんやろな。

通常でも滑りそうな壁面を全破壊した靴で登る。ここは全集中だ。

あ、、、あれは紛れもない頂上ちゃう?
地図アプリで確かめた。間違いない。
「♪さくら〜ふぶ〜きのぉ〜」
24時間テレビのイモトがやらされたみたいに2人で手を繋いで歩いてみた。
13:45空木岳(1:45 コースタイム1:30)

こんなに疲れた登山は記憶にない。
13:45空木岳(1:45 コースタイム1:30)

こんなに疲れた登山は記憶にない。
無数のアップダウンに、コースタイムが間違っていると思うほど長い縦走路。
ガスガスだったから気持ちが晴れなかったのもあるだろう。
もう2度とこの縦走路はゴメンだな。
計画では南駒ケ岳までいって摺鉢窪避難小屋で泊まる予定やったけど、ソール剥がれてソウル(魂)も剥がれたS竹には無理だと判断して直下の空木平避難小屋にする。
計画では南駒ケ岳までいって摺鉢窪避難小屋で泊まる予定やったけど、ソール剥がれてソウル(魂)も剥がれたS竹には無理だと判断して直下の空木平避難小屋にする。
せっかくなので山頂で天気回復するのを待ったが、残念ながら太陽が顔を出すのは数秒って感じ。
放心状態で景色を眺める2人。
因みに序盤の宝剣岳を過ぎて8時間以上、誰とも出会ってない。

避難小屋でコーヒー飲もう!って自らモチベーション上げて下り始める。

避難小屋でコーヒー飲もう!って自らモチベーション上げて下り始める。
避難小屋で泊まる予定でなければ、遠くに見えるあの駒石に行きたかったな。

沢の水発見!

沢の水発見!
めっちゃくちゃ冷たくて透き通っている水をボトルと胃袋に入れて、顔洗う。
コーヒー用の水確保だぜい

ここでS竹が根拠なく信じた7年モノ登山靴の末路をお見せする。

もはや接着部分なく翁の針金と紐でソールを縛っているだけ。無惨だ。鬼舞辻無惨だ。(S竹は鬼滅の刃ファン)

たつの好きな鮮やかな緑の中を抜けると

空木平避難小屋到着。

ここでS竹が根拠なく信じた7年モノ登山靴の末路をお見せする。

もはや接着部分なく翁の針金と紐でソールを縛っているだけ。無惨だ。鬼舞辻無惨だ。(S竹は鬼滅の刃ファン)

たつの好きな鮮やかな緑の中を抜けると

空木平避難小屋到着。
オバケが出るって噂の小屋だ。

小屋の前はさっきの沢が流れてる。

小屋の前はさっきの沢が流れてる。
そして第一村人発見!


なにやら焼肉してるわ。
美味しそうやなぁ。
縦走途中で「焼肉食べたい!」って思ってウーバーイーツ来るかな?なんて話してたのを思い出した。

S竹のHPが2くらいだったので避難小屋でホイミかけてる。

その間に、沢に浸かってみる。一瞬で足の火照りを流したかと思えば震えるほど体温が下がったぞ。

沢を眺めながら太陽で足を温める。

S竹のHPが2くらいだったので避難小屋でホイミかけてる。

その間に、沢に浸かってみる。一瞬で足の火照りを流したかと思えば震えるほど体温が下がったぞ。

沢を眺めながら太陽で足を温める。
気持ちが晴れ晴れしてきたぞ。

小屋に戻ると寝起きの青服にジャージ姿が居た。約束のコーヒーを沢の水で作る。

小屋に戻ると寝起きの青服にジャージ姿が居た。約束のコーヒーを沢の水で作る。
当たり前やけど美味すぎる。

普段は人嫌いだという第一村人と打ち解けて酒盛りスタート。

普段は人嫌いだという第一村人と打ち解けて酒盛りスタート。
念願の焼肉をテキーラで味わう。

よく空木岳に登るという地元の村人。
人を避けたいからここを利用するという。
ワイン2Lとウイスキー300MLを持ち込み、ベロベロになったところで避難小屋で1人カラオケしてるらしい。

カシワと椎茸を焼いてタレつけて食べるだけやのに妙に美味い!今度やってみよう。

雨がパラついてきたから小屋に移動。

カシワと椎茸を焼いてタレつけて食べるだけやのに妙に美味い!今度やってみよう。

雨がパラついてきたから小屋に移動。
S竹は既にいつもの通り酔っ払って目がうつろ。空木平だけに?

S竹は速攻で寝てしまったので、村人と散々飲みまくり話が弾んだ。寝たの何時やったやろう?
3人ならオバケの囁き怖くないね。トイレは行けへんけど。