愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

マダニの怖さ

2021-08-03 19:08:04 | ルイとの日々

この夏もマダニが話題になっている。
アウトドア花盛りの日本の夏、都会人にはあまりなじみがないが、マダニの恐怖ははかりしれない。

アウトドアでは、マダニでなくてもワンコがダニの被害を受けやすい。
ずっと昔、シェラとむぎを連れて裏磐梯の秋元湖畔でキャンプをしたときだった。
帰りの東北道路のサービスエリアで休憩時、シェラとむぎの目のまわりに何匹ものダニを見つけた。

このときのダニに咬まれたところが傷痕となって死ぬまでむぎのまぶたに残っていた。
気づかずに、血を吸って大きくふくれたダニをシェラのお腹のあたりに見つけたこともあった。
さいわい、シェラもむぎも血を吸われただけで、ほかに体調がわるくなったようすはなかった。

しかし、これがマダニとなると、人間で30パーセント、犬では40パーセント、猫にいたっては60パーセントが死ぬかもしれないと聞くと安穏とはしていられない。
原因は、マダニに咬まれることによって「重症熱性血小板減少症候群」(通称「SFTS」)といういかにも恐ろしげな病気に感染する可能性があるからだという。

SFTSに対する治療薬や予防薬はない。
国内で販売されている虫よけスプレーもマダニには効果がないそうだ。
ただし、いま、ルイが毎月飲んでいる薬には「マダニ駆除剤」と明記されている。

マダニによる被害は主に西日本に集中している。
だが、東京でも被害がないとはいえない。
シェラやむぎのときもそうだったが、どうやら薬は万能ではないみたいだ。
凶悪なヤツだとワンコに取りつき、しっかり咬みつく。

ともかく、ぼくもルイも草むらに入らないようにして防御するのがいちばんだろう。