愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

頼られる幸せ

2009-09-04 22:44:11 | 日記
☆涼しさとともに生き返る
 朝夕の秋らしい涼しさにわが家のわんこたちも元気を取り戻した。朝の散歩もなかなか帰りたがらないし、夕方の散歩に行く女房の話では「もっと歩きたい」とばかり散歩のエリアが広がったそうである。
 
 この夏、自分の立派だけどいかにも重そうな尻尾を持て余したかのようにダラリと下げて歩いていたシェラだったが、涼しさとともに少しずつ元どおりピンと上がりはじめている。
 その点、コーギーのムギは幼くして断尾されてしまって尻尾がない。年をとって自分の尾が重いと感じることもないだろう。 
  
 雑種のシェラは、捨てられていたためにそのルーツはおろか親犬の姿かたちもわからない。一見したところ、洋犬の血が濃いのかなと思えるのだけど、飼い主への愚直なまでの忠誠心は明らかに日本犬そのものである。
 もうひとつが、クルリと巻いた尻尾もまた日本犬を彷彿とさせる。

☆天然記念物の犬
 シェラがまだ若かったころ、横浜の街を散歩中に「ほおー、川上犬ですよね」と言われて面食らったことがある。実は、「川上犬」という犬種をぼくは知らなかった。家に戻るとすぐにインターネットで検索してみた。
 なんと、信州の川上村に伝わる猟犬で長野県の天然記念物だという。日本狼の血も受け継いでいるともいわれ、なかなか精悍なわんこである。
 
 何枚か川上犬の写真を見ているうちになるほど、シェラとよく似た表情、毛並みの川上犬がいることを知った。その当時のシェラは、表情だけは川上犬と見まごうような精悍さがあった。

 最近のシェラの顔を見慣れてしまうと、若いころ(写真=下)の写真のシェラが別の犬のように思えてしまう。この写真は生後10か月ほどのころである。

☆それぞれの表情 
 年齢を重ねるにしたがってシェラは穏やかな表情になってきた。性格も穏やかになっているが、飼い主への甘えだけは変わらない。1歳くらいのころ、「こんなに人間(飼い主)への依存心の強い犬は見たことがない」とペット病院の先生が呆れていた。
 ぼくたちはそれが恥だとはまったく思わなかった。むしろ、シェラへの愛しさがいっそう募り、誇りにさえ思ったものだった。
 
 4年後にわが家の子となったムギは、シェラを母親として生きてきた。シェラもまた母親の役目を果たしてきた。
 そんなふたりの姿を、飼い主としてはほほえましく眺めながら、飼い主ではなくシェラしか目に入らないできたムギに不満を感じつつ、同時に一抹の寂しさも抱いてきた。

 だからだろうが、つい最近までのムギは、いつも「まだ赤ちゃんですよね」なんて言われてきた。言われてもしかたがないような幼い顔立ちだった。
 10歳を迎えてようやく成犬らしい顔になったということは、ムギも少しは“親離れ”したわけだろう。ここでいう親はもちろんシェラである。



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2 コメント

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かわいい ((c)改めJULIE)
2009-09-10 20:42:54
こんばんわ。
ハンドルネームかえました。
シェラちゃんかわいいですね
私も、「川上犬」は、最近知りました
ムギちゃんがシェラちゃんの後を、ぴったりくっついて歩くのがかわいいです
またみます
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ステキなハンドルネームですね。 (Hiro)
2009-09-12 22:10:22
JULIEさん、こんばんは。
とっても素敵なハンドルネームです。

そろそろお約束を果たさないといけませんね。
あとでJULIEさんのブログへ遊びにうかがいます。
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