愛する犬と暮らす

この子たちに出逢えてよかった。

日々変わりゆくシェラとルイの関係

2011-12-11 21:54:54 | シェラとルイの日々
☆シェラを追わないルイにムカッ!
 前日の雨の空とは打って変わった晴天の土曜日の昨日だった。起き抜けの7時、素早く身支度を整え、ルイを連れて散歩に出た。休みの日の朝ぐらいは、たっぷり歩かせてやりたいからである。シェラはまだぐっすり眠っているし、帰ってきてからシェラだけ近所に連れ出してやればいいからだ。


 死んだむぎが、シェラとは別に散歩できるようになるまでには大変な苦労があった。シェラがいなかったらむぎはテコでも動かなかった。無理にリードを引っ張るとバタッと横に寝てしまい、ズルズルと引きずられても起きようとしないのである。そんなふうだから、もし、外でシェラを見失ったら大パニックになって探しまわっていた。
 基本的には死ぬまでむぎはシェラと一緒に行動していた(写真=上)。
 
 常にシェラに張りついていたむぎだったが、キャンプへ出かけたときだけはわりあいシェラの横を離れ、単独行動をとることが多かった。といっても、上半身だけ外へ出して見張りをするとか、外へ出てもせいぜいテントのまわりをパトロールするとか寝そべって番犬になったりする程度である。
 
 そんなとき、ぼくがシェラだけを連れて、別の方角からそっとテントやシェルターを抜け出して散歩にいくと、あとで気づいたむぎが狂ったように探し、いなくなった方角を見つけるとオドオドしながらも必死で追いかけてきたものである。その点、ルイはシェラがいようがいまいが平気で散歩ができる。
 楽ではあるが、むぎにくらべると可愛くないヤツだ。
 
☆もうそんなに歩かないシェラ
 ルイとふたりだけ、30分ほどの散歩から帰ってくると家の中が騒がしい。シェラの吠える声が普通じゃない。リビングへいってみるとシェラが家人に向かって吠えている。
 「散歩においていかれちゃったから怒ってるのよ」とのこと。おやつを与えてごまかし、大急ぎで朝食をすませてからシェラだけを連れて散歩に出た。ケージの中でルイが激しく吠え、最後は哀願するように声を上げていた。
 

 久しぶりのシェラとだけの散歩だった。ルイも一緒に散歩に出かけるようになってまだ日が浅いとはいえ、油断をすればすぐにシェラにじゃれついてシェラを苛立たせてきたのでふたりだけのゆったりした散歩は平穏そのものである。先ほどのルイとの散歩以上の時間をかけてシェラと歩いた。
 
 とはいえ、シェラとふたりだけだと遠くへいかれない。マンションの前の半径50メートルほどの距離をウロウロするくらいのもの。シェラにしてみれば歩くことよりもただひたすらそこかしこに残るにおいを嗅いで外の世界の様子をたしかめることの関心だけである。
 ややもすれば、足をとられてふらつき、転びそうになる。近所の人とぼくが立ち話でもはじめようものなら、その場に寝そべって待っている。
 なんとも聞き分けがいい。そういえば、むぎもまた同じだったっけ。

☆なんとも図太いルイにビックリ
 朝、ルイを散歩に連れ出す前にケージの中を掃除してから洗面所にいると、大きな音とともにルイのただならぬ声が聞こえてきた。慌てて戻ってみると、ケージの中で落ちてきたフタにルイがはさまれて身動きがとれなくなっていた。明らかに怯えている。
 さぞやビックリしたろうし、怖かったろう。落ちてきたフタで身体を打って痛かったろう。「ゴメン、ゴメン!」といってどけたやった。
 
 夕方、家に戻り、シェラとルイに餌を与えた。そのあと、シェラに留守番のご褒美としておやつを与えていると、ケージの中でルイがまたフタの下敷きになっていた。自分にもよこせと激しく飛び跳ねたために、またフタが落ちてきたのだ。
 朝に続く二度目で、ルイは平然としている。なんという順応性だろうか。痛くはないらしいし、おとなしくしているのでしばらくそのままにしておく。おやつを与えると身動きもできないままで食べている。まことにもって図太いルイである。




 日曜日の今日は家人も交えてクルマで動いた。お歳暮のこともあり、出かけたのは二子玉川だった。日曜日ということもあり、またお歳暮シーズンたけなわの師走だけあってけっこうな人出ある。ドッグカフェの周囲では犬の数が多かったからか、ルイがルイらしからぬ興奮で手こずらせてくれた。
 夕方、いつも出かける奈良北公園ではシェラの底力に目をみはった。そして、死んだむぎに負けずいつもシェラを見ているルイの意外な側面も発見した。それらはまた明日にでもここへ記したい。


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