昨日につづき今朝もかなりの雨だった。だからといってルイの散歩をやめるわけにはいかない。なんせ、大事な排泄があるからだ。カッパを着せていたので身体のほうは濡れなかったが、頭から顔、それとお尻はびしょ濡れになってしまった。
同じ時刻に散歩に出ていった同じマンションのシバイヌは、カッパを着せてもらっていなかった。すぐにずぶ濡れになってしまったろうが、わんこには毛皮があるから雨など怖るるに足りないのかもしれない。
わが家でも先住犬のシェラやムギが若いころはカッパを着せないで雨のなかに出ていくことがあった。だが、帰ってからがたいへんだった。それと、乾くときに体臭がにおうことがあった。それがわかってカッパを着せるようになった。
その彼女たちが使っていたカッパを捨てることができたのは去年だった。死んでしまって10年近くになるというのにいつまでも未練がましくしていては、彼女たちも浮かばれまいと思ったからだった。
カッパにそれぞれ染みついたふたりのほのかなにおいはすっかり消えていた。もし、まだ残っていたらやっぱり捨てられなかったかもしれない。
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