今回は、「染錦 輪花形 デミタスカップセット」の紹介です。
デミタスカップセットにつきましては、既に、何度も紹介を行っていますので、もう、食傷気味かもしれませんが、見てやってください(^_^)
デミタスカップは、里帰り伊万里の代表的なものですね。
以前のデミタスカップセットの紹介でも触れましたが、デミタスカップは、器面を3分割して文様を描いている場合が多いようです。たまに、2分割して文様を描いたり、4分割したり、或いは全く器面を分割しないで描いている場合があります。これは5分割して描いていると言えるでしょうか。もっとも、こうなると、全く分割しないで描いている場合に分類されるかもしれませんが、いずれにしましても珍しい文様の描き方であることは確かです。しかも、口縁が輪花形に成形されているところも珍しいかと思います。
立面
カップをソーサーから外したところ
ソーサーに施された金彩は、ほとんど剥げ落ちています(><)
長期間にわたって愛用されたのでしょう。
カップをソーサーから外し、共に伏せたところ
生産地: 肥前・有田
製作年代: 江戸時代中期
サイズ: カップ........口径;6.3cm 高さ;3.9cm 底径;2.8cm
ソーサー.....口径;10.8cm 高さ;1.8cm 底径;6.2cm
和風と洋風がミックスされたような模様と形です。小花模様もふんだんに散りばめられていて豪華です。
上流階級のデミタスカップ!(^.^)
先日の鱗紋そば猪口ですが、ん、どこかで・・・の記憶をたどって調べてみました。蓮の花びらをデザイン化した物だと思います。古染付にあります。伊万里の祥瑞写しですね。
https://www.kobijutsu.ne.jp/products/detail/3153
もう、デミタスカップは10客以上持っていますので、買わないことにしているんですが、ついつい、変わったのが登場してくると手が出てしまいます(^_^)
「先日の鱗文そば猪口」についてのアドバイスをありがとうございます(^_^)
わざわざ調べてくれたのですね(^-^*)
私も、見たような気がしたのですが、思い出せませんでした(~_~;)
柴コレ総目録では、少し似たようなものが「花弁文」とされていたのですが、「花弁」よりは「鱗」に似ているかなと思い、「鱗文」にしてしまったわけです(~_~;)
「蓮弁文」に訂正したいと思います。
また、器形も、輪花になっていますから、「そば猪口」とするよりは「小鉢」としたほうが素直なのかなと思い、「小鉢」に訂正したいと思います。
ありがとうございました(^-^*)
菊形に成形された品は中期のお皿で見かけますが、このような器形の品では見たことがありません。
色遣いは典型的なこの時代の輸出伊万里ですが、雰囲気が極めて独特です
ドクターさんのコレクションにはいつも驚かされます。
私も、デミタスカップでは、このような成形のものを見たことがなかったものですから、ついつい、手を出してしまいました(^_^)
コレクターというのは、この、珍しいというのに弱いんですよね(~_~;)
もう、デミタスカップは10客以上ありますから、これ以上要らないのですが、、、。
好きですね。
何か落ち着くというか。。。
輸出用の伊万里なのでしたか。
ヨーロッパの貴族達は、これで、朝、濃い目のコーヒーを飲んでいたようですね。
つや姫さんは、このような色合いを好きですか(^-^*)
また、落ち着きますか(^-^*)
つや姫さんは、ヨーロッパの貴族の感性をお持ちなんですね(^-^*)