今回は、「染付 山水文 輪花形小皿」の紹介です。
これは、昨日の骨董市で買ってきたものです。
表面
側面
裏面
上の写真の口縁の時計の針の11時の方角に細いニュー(長さ1cmほど)
が1本あります。
この皿には、表面に「小キズあり」と表示してありましたが、老眼の私には、何処に「小キズ」があるのかよく分かりませんでしたので、店主に、「何処に小キズがあるのですか?」と尋ねましたら、「ここです。細いニューです」と教えてくれました。
言われて良く見れば、確かに、口縁の1箇所に長さ1cmほどの細いニューがあることがわかりました。
これは、言われてから、よ~く観察して見ないと分からないほどでした。「無疵、完品」と言われてもわからないほどですね。良心的な業者さんです(^-^*)
その後、自宅に戻り、漂白剤の中に一昼夜浸けておきましたら、ニューの汚れは更に薄くなり、「確か、この辺にニューがあったはずだけれどな~」と思ってよくよく見ないとニューの存在がわからないほどになりました(^-^*)
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : 口径16.5cm 高さ2.9cm 底径9.9cm
注 記 : 過去にも、これに類した「染付 山水文 輪花形小皿」を2点紹介していますので(2021年2月21日付け)、ご参照いただければ幸いです。
これだけ細かな輪花の皿も珍しく、作り手はかなり力を入れたのでしょう。まだまだ、バリエーションがありそうですね。
このような時に、ブログで紹介していることが役立ちますね(^-^*)
この手は人気があって、随分と作られたのでしょうね。
過去に紹介した皿とよく比較してみますと、今回の皿の裏面文様が、過去に紹介した皿の裏面文様よりも簡略化されていることを知りました。
今回の皿のほうが、過去に紹介した皿よりも新しいのかもしれません。
この手は、人気があって、長い間にわたって、いろんなバリエーションで作り続けられたのかもしれませんね。
これからも、気が付いたらコレクションしていこうと思いました(^-^*)
この手は人気があって、長く作り続けられたのかもしれませんね。
前に紹介した物は完成期の古伊万里かもしれませんが、これは、それよりも後に作られたような気がします。
製作年代も、江戸中期の終り頃から江戸後期の初め頃、やっとこ江戸中期というところかもしれません(~_~;)
今は、市場には、古くても江戸後期の古伊万里くらいしか登場してこないですね。
たまに、完成期の古伊万里が登場しても、値段はそれなりに高いので売れないようです。
業者さんは、市場が活気づき、値上がりするのを待っているのかもしれませんね。
最近は行かなくなりましたが、東京の全国古民具骨董市も、一巡するのに2時間ほどかかりました。
見て回るだけでも楽しいですよね(^-^*)
padaさんは、これから、そのような体験を重ねることが出来るのですね。羨ましいです(^_^)