3・11-またあの日がやってきます

2013-03-09 10:10:42 | 議会活動
またあの日がやってきます。平成23年3月11日午後2時46分。あの日東日本大震災、大津波、原発事故が日本を震撼させました。多くの皆さんのの尊い命が奪われました。そしていまなおふるさとに帰りたくても帰れない多くの皆さんがいらっしゃいます。

あの日はちょうど3月議会で委員会審議が行われていました。突如、ゆっくりとした振動が伝わってきました。大きな振幅でゆっくりと揺れ、それはしばらく続きました。最初は地震とは気がつきませんでした。ちょうど車に酔った感じでした。窓の外の電柱が大きく揺れていました。

ちょっとおおきな揺れだったなと思いながら1階のロビーに下りて行きました。ロビーには大きなテレビがあり、何人かの方が画面に見入っていました。私も画面に目をやるとそこには大津波がまさに住宅地を飲み込む様子がが映し出されていました。

逃げまどう車、その後ろから迫ってくる黒い怒涛。映画のワンシーンを見ているようでした。思わず画面に向かって「逃げろ!!」と叫んでいました。それが現実のものであるとはとうてい思えませんでした。画面に釘付けになっていながら、足元はなにかふわふわしていてたよりなく感じていました。

2か月後、私は南三陸町に来ていました。高台にある中学校からあらためて下を眺めた時、津波の被害のものすごさに言葉を失いました。それまでテレビなどで被災地のことをわかったつもりでいたのですが、視野いっぱいに広がるおびただしい瓦礫に目を奪われました。この瓦礫の下に人々の日々の暮らしがあったのです。

昨年の夏、ボランティアグループの皆さんと一緒に被災地に行きました。子供たちへの絵本の読み聞かせと仮設住宅の皆さんとの交流が目的でした。なにくれとなくお世話をいただいた仮設の女性部長さんから「一番怖いのは忘れられることです」と言われたときはとてもショックでした。被災地への一番の支援は「被災地を忘れない」ということに改めて思い至りました。

今年もまた時間を見つけて、被災地に足を運ぼうと思っています。

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