
3月2日は「地域医療を語る会」の新聞の取材で市民病院の透析病棟を訪ねました。透析中の病棟を訪問することに気を使ったのですが、担当者の方に快くご案内いただけました。
ちょうど知人が透析中でお話をお伺いすることができました。新しい病棟ができてとても喜んでいました。窓が広く開放的で明るく、病室も広々としておりとても環境がいいとおっしゃっていました。
患者の会の会長さんも透析中でお話することができました。市民病院の透析患者さんは高齢化しており送迎が問題になっているとのことでした。自分で運転するか、家の人に送ってもらうか、タクシーを使うか、いずれにしても毎日のことであり負担感も大きいとのこと。それでも介護保険がきく方はいいのですが、経済的にも大変です。
透析病棟の主任さんのお話によれば、いま患者さんの3分の1が車椅子の方だそうです。ロッカールームも車椅子の方専用の部屋がありました。車椅子の場合送迎や介助も含めて、ご家族の負担はさらに増します。それも毎日のことです。
私は透析病床が増えて単純に良かったと思っていたのですが、実際に現場のお話をお伺いしてさらに多くの問題があることを感じました。一つずつではありますが力を尽くして行きたいと思います。