何と「当てクジ」で大当たり!

2003年09月29日 | タカシ
 さて,お待ちかね,《第56回たばこ祭り》の開催である。タカシにとっては1994年に当地へ転居して以来,ちょうど10回目の《たばこ祭り》になる。いちばん最初の年は未だ2才と9ヶ月のヨチヨチ幼児で,ベビーカーに乗せて30分近くかけて親子でのんびり出掛けたと記憶している。それが今年は11才の小学6年生だ。もう勝手に行っちゃうんだからね!とばかり,友達3人と待ち合わせて自転車に乗って意気揚々と慌ただしく出掛けていった。

 その短からぬ歴史を振り返れば,プラレール→ポケモン→ミニ四駆→遊戯王→ベイブレード→デュエルマスターズと続いた露店「当てクジ」へのドキドキ・チャレンジの数々が,恐らくは彼にとっての《たばこ祭り》の神髄であり,真骨頂であり,メインエベントである。それは同時に,善戦空しく連戦連敗の繰り返しに費やされた歳月の証なのであって,それらの経緯については当HPでも何度か記録したように思う。子供は誰でもそうなんだろうけれど,年に一度のハレの日なればこそ分不相応の大盤振る舞い,世の中の様々な不条理を感じる余裕すらなく,学習すべきひとかけらの事柄もなく,要するにゼンゼン懲りないわけでありまして。

 ところが,ところが何と。今年のタカシは「当てクジ」でTVゲームのソフトなんぞを当ててしまった! 標準小売価格6,800円相当の大変立派な商品である。まさに苦節十年,艱難辛苦。瓢箪から駒,河童の川流れ。いやいや,とにもかくにも,ヨカッタネ! ただし,見事当てたお店は「露店系」(テキ屋系)ではなく,「出店系」(ショップ系)の店での当てクジである。露店系だったら,苦節十年どころか苦節百年でもまず当たらないだろうなー(そこまで言うか)。

 で,家に戻ってからの家族の会話。


  父 「すごいねぇ,タカシ。当たった瞬間,心臓バクバクになったんじゃない?」

  タカシ 「いや,そうでもなかった。でも,最初は信じられなくて,夢かと思った。アタマ真っ白になった。」

  アキラ 「じゃあその時,ホッペタでもつねれば良かったんじゃない?」

  母 「まー,でもこれまでに,それだけのお金を注ぎ込んでるわけだしねー(苦笑)」


 それにしてもタカシ君,きみも来年は中学生になるわけだが,この《巡礼の道》は一体いつまで,そしてどこまで続くのだろうかネ?
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