ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2015/07/19 「ターミネーター:新起動/ジェニシス」

2015-07-19 00:00:00 | 日記
 本作はターミネーターシリーズの通算5作目。
4作目で舞台が未来に移り、新シリーズが始まると聞いていたが立ち消えに。
リブートばやりの中、カイル、ジョン、サラを新しい人が演じ、
ターミネーターだけは知事から復帰したシュワを起用。
本家ジェームズ・キャメロンもほめてると言うし、もちろん見ます。

T-800 ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)
サラ・コナー ジョンの母
カイル・リース 未来の戦士(ダイハード ライトデイの息子)
ジョン・コナー 未来のリーダー(猿の惑星 新世紀の主人公)
T-1000 液体金属のターミネーター(イ・ビョンホン)
オブライエン 老警官(JKシモンズ)

 物語はカイルの語りで始まる。核爆弾によって人類の大半が死滅するが、
わずかに生き残った者が機械と戦争を開始する。
開戦後に生まれたカイルは、少年時代にリーダーであるジョンに救われる。
成長して戦士となったカイルはジョンの右腕に。
そして2029年。ジョンは機械軍に止めを刺す作戦を実行。
作戦は成功し、一同は敵の本拠地に乗り込む。
だが、タッチの差で、
シュワ型ターミネーターが何かの装置に乗り込んで姿を消すのを目撃。
ジョンは、それがタイムマシンで、
母サラ・コナーを殺して、息子ジョンが存在しなかった事にするのが目的だと言う。
ならば、誰かを過去に送り込んで、それを阻止しなければならない。
この任務をカイルが志願。
(ジョンはカイルでなければならない理由を知ってるはずだが)
装置を作動させると、裸になったカイルが光に包まれる。
(服はタイムトラベルできない設定だから)
その時カイルは、何者かがジョンを背後から襲うのに気づくが、
装置を止める事はできず、過去へ送られるのだった。

 1984年。1作目公開の年です。
到着したカイルは、ホームレスから服を奪って退散。
一方、シュワ型ターミネーター(T-800)は、
裸のままのしのしと歩き、チンピラ連中から服を奪おうとする。
ここまでは、1作目を再現した感じだが、ここからちょっと事情が変わってくる。
1作目当時の若いシュワ型の前に、現在の老いたシュワ型が現れたのだ。
2人のシュワの人間離れした格闘に、チンピラ連中は退散。
一方、カイルは警察に追われていた。
追い詰めた警官に反撃したカイルは、今日は何年の何日だと聞くが、
警官はニヤリと笑い、お前が死ぬ日だと言う。
警官は2作目に登場したT-1000だったのだ。
カイルは想定と違う事態に動揺。手が刃物の様に変形するT-1000から逃げ回る。
近くのスーパーに逃げ込み、そこで服や靴を調達。
2人組の警官(本物)に捕まるが、1人がやられてしまう。
もう1人の若造警官オブライエンは、事情がわからず困惑。
カイルはあいつは危険だと手錠を外せと要求。戸惑うオブライエンもそれに従う。
そこへバンが突入し、中の女性がカイルに、死にたくなければ乗れと言う。
この女性こそ、カイルが助けに来たはずのサラ・コナーで、
このセリフは1作目でカイルがサラに言ったものだった。
立場が逆転してしまったのだ。
さらにカイルを困惑させたのは、
バンにはカイルが倒すはずだったシュワ型ターミネーターが2体。
若い方が倒されていて、老いた方は無事の様子。
こいつは敵だと知らせようとするが、サラの方が事情に詳しいと知る。
理屈はよくわからないが、すったもんだがあって、カイルがジョンに聞いていた歴史
(つまり我々が1作目2作目で見た歴史)とは変わってしまったのだと言う。
機械軍は、サラの少女時代にもターミネーターを送り込んだ為、
それを阻止すべく新たにシュワ型が送り込まれた。
両親を殺された少女サラは、助けてくれたシュワ型をおじさんと慕い、
来るべき日に備えていたのだ。
ターミネーターの皮膚の部分は人間と同様に老化する為、
良い方のシュワ型は老いていたのだ。
老シュワ型は、カイルとサラは合体してジョンを産む事になっていると言おうとするが
サラはそこの踏ん切りはついてなくて、カイルに知らせるのは止める。
そんな一同の隠れ家にT-1000が出現。
液体金属をたらーりと垂らすと、動かなくなった若いシュワ型も復活。
どうやったか忘れたけど、割に簡単にT-1000および若いシュワ型は倒される。
(かつてあんなに苦戦したのに)
さしあたっての脅威はなくなったが、
1997年に行って、スカイネット誕生を阻止しなくてはならない。
いつの間にか、老シュワ型はこの時代にタイムマシンを作っており、
1作目では出来ないとされていた未来への移動も可能だと言う。
老シュワ型はタイムマシンに乗れないのか事情は忘れたけど、
留まって来るべき決戦に備える事に。
だがカイルは、この時代へ来た際に感じた記憶を気にする。
そこで、ジェネシスがスカイネットだと言うセリフを聞いたのだ。
そのまままっすぐ進めとサラに言われたような気もする。
やがて、歴史が変わった為に、
スカイネット誕生は2017年(すなわち本作公開の少し未来)になったと確信。
サラや老シュワ型は反対するが、
最後にはカイルを信じると言う事になって、2017年に向かうのだった。

 2017年。
カイルの言った通り、まだ戦争は始まっていなかった。
あらゆるパソコンや携帯などの端末などをネットでつなぐ
ジェネシスと言うサービスが開始する事になり、(それって凄い事なのか?)
人々はお祭り騒ぎ。(iPadの発売みたいなノリ)
そんな中、裸の男女が高速道路に現れる騒ぎに。もちろんサラとカイルだ。
サラは、裸を見せたからと言って、あなたを信用した訳じゃない等とカイルに言う。
2人は怪しい連中として、警察に連行される。
さらに少し老いたシュワ型は、何年も用意したくせに合流地点に遅刻してしまう。
(渋滞のせいでと言う事らしい)
警察は、女の方が昔行方不明になったサラで、
男の方が84年に騒ぎを起こした男だと突き止める。
ベテラン警官となっていたオブライエンは、話を聞いて、彼らだと気づく。
かつてターミネーターの件を報告した彼は、
皆にバカにされて、どうやら窓際の人生を歩んできたらしい。
ここだったか、別のシーンだったか忘れたが、オブライエンはサラたちを逃がす。
事実だったとわかればいいんだと。
すると、彼らの前に意外な人物が現れる。それはジョンだった。
事態が変わったと言うジョンは、自ら未来から来たのだと言う。
カイルは、ジョンが来れば百人力だと喜ぶ。サラは初対面の息子に困惑気味。
一方ジョンは、サラに母さん、カイルに父さんと話しかけ、
サラが伝えてないと知ると、まだ言ってなかったのか等と、妙な事を言う。
(そう言えば、カイルたちがこの時代に来ちゃうと、
ジョンの誕生が遅れるんじゃないの?)
確か、ジョンがジェネシスに関わっていて、
その施設に案内するみたいな展開だったはず。
その一同の前に、ようやく老シュワ型が現れ、サラは安心する。
だが、老シュワ型はジョンに銃を向けて撃ってしまう。
驚くカイルは、やっぱりこいつは信用できなかったんだみたいな事を言うが。。
撃たれたジョンは穴が開くが、やがて修復する。
ジョンもまたターミネーターだったのだ。
カイルが過去に戻る際にあの光景の際、
やはりジョンは新たなターミネーターに襲われていた。
T-3000と言う新型は、ナノレベルに分裂して人間に入り込み、
人間を変幻自在のターミネーターにしてしまうのだ。
と言う訳で、自由に変身できる様になったジョンは、
ご丁寧に顔の傷まで再現していたが、途中からは傷もなくなる。
施設には協力な磁石があって、これを動かすとジョンは身動きとれなくなって、
そのスキにカイルらは退散。(3作目と同じ手口)
詳細は忘れたけど、ここからジョンとカイルらの攻防がずっと続く。
ゴールデンゲートの近くに潜んでいたカイルらは、スクールバスを奪って逃走。
その途中で、幼いカイルに会うシーンもあり。
サラは、それがカイルだと気づき、そのまままっすぐ進めと忠告する。
スクールバスで移動するカイルらを変幻自在のジョンが襲撃。
シュワ型も奮戦して応戦するが、バスが激しいチェイスの末、橋からが落ちそうに。
シュワ型がカイルとサラを引き上げるが、
また警察に捕まり、オブライエンが逃がしたのはここだったかも。
カイルらは、まもなく開始されるジェネシスこそスカイネットだと考える。
実はジョンが、スカイネットの産みの親とされるダイソン氏の影で
ジェネシスを作り出したのだ。
サービスはまもなく開始だが、そうはさせじとカイルらは乗り込む事に。
ヘリで施設に向かって、迎え撃たれた気がします。(警察に?ジョンの手下に?)
シュワ型は、なぜかアイルビーバック(字幕にもそう書かれてた)と言って飛び降り、
敵に体当たりしたりする。
カイルらはジェネシスの施設に突入。シュワ型もすぐに追いつく。
そこでは、液体金属を使って何かを作っていた。
意志を持つ様になったジェネシス(子供のプログラム)があちこちに現れるが、
ホロ映像なので、カイルらの妨げにはならない。
彼らは各所に爆弾を仕掛ける。そこに現れたジョンとカイルらが戦う展開に。
巨大な磁石でジョンを足止めしたりしてカイルらは退散。
シュワ型はジョンを食い止める為に留まる。
やがて爆発が起き、隣の部屋に逃げ込んだカイルらは、
ジョンとシュワ型が倒されたと感じる。
だが、扉をT-1000ぽいとがった腕がこじ開け、警戒するカイルら。
実は爆発前に液体金属に飛び込んだシュワ型は、バージョンアップしたのだと言う。
液体金属にそんな都合の良い機能があったとは。
そしてシュワ型が最後まで無事だったのは、本作が初めて。(カイルもね)
一件落着したが、スカイネットの脅威が完全になくなった訳ではない。
カイルは、少年カイルに再会し、スカイネットはジェネシスだと忘れるなと告げる。
サラとカイルは、結局キスするような仲になり、来るべき日に備える事に。
老シュワ型も一緒で、サラが笑顔くらい見せろと言うと、
ぎこちない笑みを見せるシュワ型。それ、怖いんだけどと言うカイル。
ここでエンドロールが始まり、少ししたらおまけシーンが。
某所では子供のプログラム(ジェネシス)がまだ動いていた。

 と言う訳で、序盤は未来が舞台で、カイルが過去へ送り込まれる場面を描く。
これは旧シリーズになかったシーンで、
カイルとジョンの固い絆を描くあたりも時間を割いている。
旧作の映像を利用したか、1作目当時の若きシュワが過去へ。
旧作に登場した、サラの写真も新しい女優さんで再現。
T1000が出てくるのは聞いてたから、
2作目までのエエとこどりでリメイクするって事かな?と思っていたら、
そうでもなかった。
舞台は1作目公開当時の1984年。
若きターミネーター(悪い)の前に老いたターミネーター(良い)が現れて対決。
一方、カイルは旧シリーズでは対面してないT1000に襲われ、
それを助けたのは、カイルが助けに来たはずのサラだったと言う展開。
老いたターミネーターがよくわからない理屈を説明するが、
早い話が歴史が変わったって事らしい。
この展開は、JJエイブラムズ版スタートレックに似てる。
さらにカイルとサラは、本作公開からちょっと未来の2017年へ行って最終決戦に。
旧シリーズでは、未来へは行けないと言ってた気がするが。
時間移動せずに決戦に備えていた老シュワと合流するのも面白い。
そこに、思いがけない敵が待っていたと言う訳。
本作の見所は、旧シリーズにはなかった組合せの対面がある点か。
ターミネーター1、2には熱狂的なファンがいて(特に2)、
その思い入れから本作が気に入らない人もいるみたい。
どこが気に入らないかは、だいたい検討がつきます。
私にも似た経験があって、
テレビシリーズのキャラを悪役にしちまったミッション・インポッシブル、
テレビシリーズの設定を微妙に変えてきたエイブラムズ版スタートレック。
いずれも違和感を感じつつ、シリーズが続くと違和感も克服(慣れた)。
本作には思い入れが少ないのか、あるいは慣れたのか、
個人的には割にすんなり受け入れられた。
今、新作作ったら、こうなるよなーって印象で、割に好感持てました。
ちなみに、カイル役はダイハードでブルース・ウィリスの息子だった人。
ジョン役は猿の惑星新世紀の主役の人。
カイルは気にならなかったけど、ジョンはちょっとジョンぽくなかった。
そこは違和感あり。
なお、本作には未解決な点があって、
それは誰が老いたターミネーターを過去へ送り込んだのかと言う点。
次回作を作らんでもないよーって終わり方だったので、そこで明らかにするつもりか?


[おまけ:各キャラの変遷]

T-800(シュワ)
 1作目 サラを殺しに来た
 2作目 ジョンを守る
 3作目 2作目とほぼ同じ
 4作目 量産されてるシーンあり
 5作目 悪い型もいるが、サラを守る

カイル・リース
 1作目 サラを助けて死ぬ
 2作目 出てこない
 3作目 出てこない
 4作目 ジョンと出会う
 5作目 サラを助けに行って、助けられる

サラ・コナー
 1作目 ターミネーターと戦う
 2作目 ジョンを守り、スカイネットを破壊
 3作目 出てこない(死亡した)
 4作目 出てこない
 5作目 カイルと共に戦う

ジョン・コナー
 1作目 出てこない(生まれてない)
 2作目 サラと共にスカイネットを破壊
 3作目 新たなターミネーターと戦う
 4作目 人類のリーダーに
 5作目 人類のリーダーだったが。。

敵ターミネーター
 1作目 強い(T800)
 2作目 変形する(T1000)
 3作目 大量の武器を搭載(T-X)
 4作目 初期型がいろいろ登場
 5作目 ナノ単位で人間に入り込む(T3000)
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2015/07/19 「LUCY/ルーシー」

2015-07-19 00:00:00 | 日記
LUCY/ルーシー(2014年仏)

ルーシー (スカーレット・ヨハンソン)
ノーマン教授 (モーガン・フリーマン)
デル・リオ警部
チャン 韓国人ボス

 ルーシーは、彼氏リチャードに頼まれてカバンを運ぶ事に。
韓国人ボスのチャンはリチャードを殺害。
ルーシーは、粉が入った袋を腹に埋め込まれ、密輸を指示される。
だが手下に蹴られ、粉が体内に漏れたルーシーの体に異変が起こる。
見張りをたちまち倒し、病院にかけ込んで袋の回収に成功。
チャンの所へ乗り込み、その頭に触れると、他の運び屋の居場所がわかる。
ヒトは脳の機能の10%しか使用できていないと言うノーマン教授に連絡。
28%を使用できるようになったルーシーは、自分の脳を完全に支配できるだけでなく
新陳代謝や他人の脳、電波も制御できると言う。
デルリオ刑事は、ルーシーの情報で運び屋たちを逮捕。
チャン一味は袋の回収に現れるが、さらに進化するルーシーが撃退。
撃ち合いの末、チャンは射殺される。
すべての粉を使ったルーシーの体は変化し、コンピュータと融合。
100%まで進化したルーシーは、いろんな時代のいろんな場所へ移動可能に。
宇宙誕生までを目撃する。
ルーシーの知識はメモリに保存され、ノーマン教授に託される。
どこにでもいると言うルーシーは、人類の進化はこれからだと告げるのだった。

 と言う訳で、スカーレット・ヨハンソン主演のSFアクション。
監督はリュック・ベッソン。
ヨハンソンは怪しげな恋人に巻き込まれて、新薬の密輸をする羽目に。
体内に埋め込まれるが、それが漏れて、影響を及ぼす。
人間はその能力を10%しか使えていないが、100%使えたら。。と言う話。
同じ発想のリミットレスと言う作品があって、いずれも序盤の設定は面白そうだった。
かの作品は、途中からただの麻薬密輸ものになってしまったが、本作は。。。
え?2001年宇宙の旅を見てたんだっけ?てな展開で、
リミットレスの方がだいぶまとも。
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