「papillon - パピヨン- 」の二話UPしました。
サイト内リンクをいろいろ付けてみました。
リンク集からどうぞ。
「龍-RON-」が次号で最終回。
衝撃的だった。
「ビックコミックオリジナル」を店頭で読んでコミックスを待ち望む年月が、今年で16年だなんて自分でも驚き。
こんなに長く現在進行形で過ごしてきたコミックも初めてのこと。
主人公の「押小路龍」は二次元で憧れた初めてのひとで。
とにかく憧れてたけど、ヒロインの田鶴ていもとっても素敵な女性。
中盤の頃にはこのふたりのことが大好きになって物語は昭和という時代の中でも、一番混沌とした時であったけれど広いのに深く抉るように物語が痛みさえ伴って、進んでいく様は圧巻だった。
「龍-RON-」は映像にはならなかったけれど、私は一度だけ「ビックコミックオリジナル」のCMの中で中華服を着て鮮やかに動く「龍」を何度か見たことがあって、「やっぱり、RONはかっこいい・・・・」と呟いて娘に「誰?」と聞かれたことがあった。
結婚したときも、5000冊くらいあった単行本やコミックを全て処分したけれど、「龍-RON-」を3冊持ってきたことだけは覚えている。
2月に40巻が出て・・・きっと42巻くらいで完結巻になるのだろうけれど、間違いなく村上もとかの代表作になるだろう。
カカシや手塚やギンは大好きだけど、それは「龍-RON-」を知らなかったらの話で。
私にとって「押小路龍」は別格。
男らしくて、潔くて、一途なのに女の人にはどこかへたれたところがあって、それでも笑顔が素敵で、時代と対峙する人間であり・・・・その場面での真剣さはあまりに鋭利で怖いほどのものがある。
村上作品でつい最近「メロドラマ」が装丁を変えて出たけれど初版を読んだときの私は、まるで「龍-RON-」のショートストーリーを読むようだと感じた。
時代背景を軸に主人公とその周りの人々の人物像やその背景を丁寧に作りこんで固めて、軽やかに動かして物語を進めていく手管は私の(夢)小説作りに多大な影響を与えている。
私は終戦を中国で迎えた龍の妻、ていと娘の和華が満州棄民となる展開を考えていたけれど、龍と共にチベットに空路で脱出したことにはマンガでありながらも安堵して。
そこから56年のときを越えての物語となったことはここまで来ると自然であり、当然と思えるまでになっていた。
私は何よりも未完で終わることがとても怖かったから。
なまじ、脇の人物を丁寧に作ってあるためにそのひとりひとりの行く末が気になって仕方なかった。
ある者は信念のために死に逝き、ある者は信念のために地を這いながらも生きる。
龍と相対する立場に立つもの、陰で支える者たち、そして裏切っていく者もいる・・・・
最終話でどれだけの人たちの今を見せてくれるのだろう。
怖いけれど楽しみで、寂しいけれど・・・・ほっとしている。
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「龍-RON-」が次号で最終回。
衝撃的だった。
「ビックコミックオリジナル」を店頭で読んでコミックスを待ち望む年月が、今年で16年だなんて自分でも驚き。
こんなに長く現在進行形で過ごしてきたコミックも初めてのこと。
主人公の「押小路龍」は二次元で憧れた初めてのひとで。
とにかく憧れてたけど、ヒロインの田鶴ていもとっても素敵な女性。
中盤の頃にはこのふたりのことが大好きになって物語は昭和という時代の中でも、一番混沌とした時であったけれど広いのに深く抉るように物語が痛みさえ伴って、進んでいく様は圧巻だった。
「龍-RON-」は映像にはならなかったけれど、私は一度だけ「ビックコミックオリジナル」のCMの中で中華服を着て鮮やかに動く「龍」を何度か見たことがあって、「やっぱり、RONはかっこいい・・・・」と呟いて娘に「誰?」と聞かれたことがあった。
結婚したときも、5000冊くらいあった単行本やコミックを全て処分したけれど、「龍-RON-」を3冊持ってきたことだけは覚えている。
2月に40巻が出て・・・きっと42巻くらいで完結巻になるのだろうけれど、間違いなく村上もとかの代表作になるだろう。
カカシや手塚やギンは大好きだけど、それは「龍-RON-」を知らなかったらの話で。
私にとって「押小路龍」は別格。
男らしくて、潔くて、一途なのに女の人にはどこかへたれたところがあって、それでも笑顔が素敵で、時代と対峙する人間であり・・・・その場面での真剣さはあまりに鋭利で怖いほどのものがある。
村上作品でつい最近「メロドラマ」が装丁を変えて出たけれど初版を読んだときの私は、まるで「龍-RON-」のショートストーリーを読むようだと感じた。
時代背景を軸に主人公とその周りの人々の人物像やその背景を丁寧に作りこんで固めて、軽やかに動かして物語を進めていく手管は私の(夢)小説作りに多大な影響を与えている。
私は終戦を中国で迎えた龍の妻、ていと娘の和華が満州棄民となる展開を考えていたけれど、龍と共にチベットに空路で脱出したことにはマンガでありながらも安堵して。
そこから56年のときを越えての物語となったことはここまで来ると自然であり、当然と思えるまでになっていた。
私は何よりも未完で終わることがとても怖かったから。
なまじ、脇の人物を丁寧に作ってあるためにそのひとりひとりの行く末が気になって仕方なかった。
ある者は信念のために死に逝き、ある者は信念のために地を這いながらも生きる。
龍と相対する立場に立つもの、陰で支える者たち、そして裏切っていく者もいる・・・・
最終話でどれだけの人たちの今を見せてくれるのだろう。
怖いけれど楽しみで、寂しいけれど・・・・ほっとしている。