平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

伊良湖の島

2009-09-14 03:30:51 | 古代史と聖書
 今回の旅程にどうしても入れたかったのは、渥美半島の先端にある伊良湖(いらご)です。『万葉集』では麻績王(おみのおおきみ)の歌で有名ですが、伊良湖に流された麻績王は次のように歌っています。

うつせみの命を惜しみ浪にぬれ伊良湖の島の玉藻刈り食す (巻一)

 この歌は、島流しの刑にあった皇子が、伊良湖で海草を採って食べるという、境遇の悲惨さを歌ったものとされていますが、僕は別の解釈をしています。というのも、『万葉集』は飛鳥時代後半から奈良時代にかけての、仏教の勢力に弾圧された原始キリスト教側の歌ではないか、と僕は推論を起てています。『万葉集』に隠される原始キリスト教は、イエスの弟子が漁師だったことから、いざり(居座漁)という言葉が度々登場します。赤塚不二夫のギャグに「右や左の旦那様」と箱車に乗ったいざり(足の不自由な物乞い)が登場しますが、座ってする漁がいざりだから、座ってする物乞いもいざりと呼ばれたのです。さて、人麻呂は次のような歌を残しています。

武庫の海の庭よくあらしいざりする海人の釣船波の上ゆ見ゆ

 この歌は武庫の浦の漁を歌ったものとされていますが、漁が原始キリスト教の布教の隠語だとしたら、全く違った情景になるのです。奈良の秋篠寺にはダビデ像が秘仏として安置されていますが、仏教を隠れ蓑に姿を変えた原始キリスト教は、島流しにあった先でも信仰を捨てずに漁(布教)をしていたのです。玉藻は女性信徒のたとえだと思います。

 という事で、決まった日程の報告をします。

15日(火曜日)
午前中に浜松の山口養蜂(ようほう)園に行き、蜂蜜を求める予定。掛川から天竜浜名湖鉄道に乗り換え、金指駅下車20分らしい。午後には名古屋駅に向かい、夜の八時に名古屋駅の金の時計モニュメントで読者と待ち合わせ。23時発のJRバス・オリーブ松山号で徳島に向かう。

16日(水曜日)
午前5時過ぎに徳島駅に到着。読者の案内で徳島を探索。

17日(木曜日)
徳島から岡山に移動。岡山の巨大古墳を見る予定。

18日(金曜日)
神戸や奈良の予定

19日(土曜日)
午前10時頃に岸和田に到着予定。鶴と亀さんの案内でダンジリを見学し昼食の予定。伊勢に向かう。

20日(日曜日)
伊勢神宮を弟子の案内で訪問。鳥羽へ向かう。

21日(月曜日)
鳥羽からフェリーで渥美半島の伊良湖岬に向かい、伊良湖から豊橋に出る予定。豊橋から先は未定。

 以上は予定として組んでいますから、都合が付いて来られる方は連絡をお願いします。なお、伊良湖の歌の麻績王に麻生総理と同じ麻が入っているのは偶然です。それにしても、「伊良湖の島の玉藻」という言葉の響きは何と美しいのでしょう。残念なことに伊良湖では一人旅なので、寂寥感を満喫ですね。

   エフライム工房 平御幸
コメント (2)
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