平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

上野の危機

2010-04-22 23:04:04 | Weblog
 昨日は暖かくなりそうだったので、朝早くに上野に行ってきました。以前に紹介した岡山の読者が一念発起し、地元の大学からやり直すというので、専攻で役立ちそうな筆を三本ほど見繕ってきました。日本画の筆は高価ですが、その中でも芸大裏にある得應軒は質がよいので(必然的に高い)、自分で買うには勇気がいります。これを入学祝いにプレゼントしようというわけです。

 得應軒は根津駅が近いのですが、芸大の頃は上野駅から通っていましたから、根津は数えるほどしか利用していません。駅前のマップで確認し坂を上っていったら、途中で捨ててあるアンプに遭遇しまた。日立製ローコストのセパレートアンプで、以前に修理したMOS-FETパワーアンプHMA-4590の下に位置するHMA-3790と、プリアンプHCA-4590のセットです。HMA-3790はふつうのトランジスタですが、修理したやつはボンネットやフロントパネルが凹んでいて、読者に押しつけよう(すでに通告済み)にも気が引ける代物でした。拾ったものはボンネットやフロントパネルがましなので、これを流用しようというわけです <丶`∀´> ホルホル。

 プリアンプHCA-4590の方は以前に修理したことがあり、これはパワーアンプだけでバックロードホーンを鳴らしていた松戸の読者が引き取りにきたばかりです。プリアンプをつないだら音が激変したとメールがありました。前に押しつけたパワーアンプは、部品交換していないテクニクスのトランジスタなんですけどね。今回は、同じ物を拾ってきたことになります。根津の駅近くに郵便局がありましたから、そこからゆうパックで送りました。雨に濡れていたアンプですけど、どうせ分解修理ですから手間は一緒です。

 さて、せっかくの上野だったので、懐かしい芸大を訪れてみました。卒業証書を無くしていたので、事務で申し込みをし、五月に取りに行く予定です。でも、芸大はフインキが変わりましたね。木造の大浦食堂がビルの一階になり、メニューもコーヒーなどが消えています。建物も空気も冷たくなったので、何も飲食せずに出てきました。隣に出来たギャラリーもそうですが、狭い敷地に無理矢理詰め込んでいるので、キャンパスに息苦しさを感じます。僕の時代が一番良かったのだと実感しました。

 芸大は専科の増設にともない、あちこちにキャンパスを増設し、一年生は取手の校舎らしいので、一年生の初期投資で潤っていた得應軒も、日本画の顔料スペースが半分以下になっていました。芸大の良さは、教授陣や先輩も含めて、少人数で家族的な社会にあったのですが、それがキャンパス造営で崩壊し、地域の活性も奪ったようです。僕は芸大でアニメを専科とすることは反対です。そういうのは私立に任せて、絵画科はコンパクトにまとめるべきだと思います。

 上野というと、国立博物館が仕分けの対象のようですが、仕分けをするなら肥大化しすぎた芸大の学部や専科を削るべきで、博物館のような保存や修理に直結する機関を小さくすべきではありません。どうも、キャンパス造営と専科の増設は、文部科学省などの利権と関係したのではないかと疑いたくなります。土地だけでも莫大な金が動きますから。

 というわけで、せっかく上野に行ったのだから、駅二つの秋葉原まで足を伸ばさない手はありません ヲイヲイ。帰ってきたら朝鮮半島が焦臭いことになっていて、もうチラ裏でwktkしている時間の余裕もなくなりそうですね。駄菓子菓子氏もトゥイッターで発信し始めたし、代表戸締役氏などとのコラボも面白くなってきました。僕も、早く体調を戻さないとと焦り始めています。

参考
 駄菓子菓子トゥイッター http://twitter.com/dagasikasi_krw
 代表戸締役トゥイッター http://twitter.com/daitojimari

      エフライム工房 平御幸
コメント
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