平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

蹴鞠(けまり)の奥義~ケルビム

2012-11-10 03:42:33 | 古代史と聖書
 菊川での試聴会にスーツを着ていったのですが、メンバーから「何でスーツ?」と質問があったので、「ヨセフの年季が開けた記念」と答えました。ヨセフが13年間の獄中生活から解放され、エジプトの宰相に抜擢されたように、僕も世界(世=ヨセフ)を広げる時が来たようです。

 試聴会の最中にも、SNSメンバーが正倉院展を見に行き、そこで迦陵頻伽(かりょうびんが)を見たと報告がありました→螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)。その時にピコーンと来たのですが、迦陵頻伽はケルビムそのものなのです。とは言っても、誰にでもわかる外見的なものではなく、迦陵頻伽という文字にケルビムが隠されていたのです。

 答えを書くと、迦陵頻伽の四文字はKRBGですが、漢字からわかるようにKRBKの最後が濁った形です。そして、KRBはケルブと読むことができます。ケルビムはケルブの双数形ですから、正しくはケルブ・イムなのです。イムは二つを表す言葉です。ケルブで一体(1羽)の天使。そして、KRBKの最後のKでまたケルブを表しているわけです。これで二体(2羽)の天使が揃ったのです。カッバーラは凄いですね。

 ところが、この答えにはまだ続きがあるのです。それは日本伝統の蹴鞠です。鞠を蹴るという遊戯がなぜ、厳かなる宮中で行われたのか?それは、蹴鞠はケルビムを表しているからです。ΩΩΩ な、なんだってー!?

 蹴鞠の鞠は、鞠の旁(つくり)に「掬う=救う」が入っています。俄然宗教がかってきましたね。しかし、蹴るからケルビムではいかにもタコにも牽強付会です。もう少し納得の行く説明が欲しいところです。

 では、古代エジプト語で「足のヒエログリフ」を「ブ」と読むとしたらどうか?「蹴る足」でケルブになるのです。蹴鞠は、鞠を蹴るときに、バランスを取るために衣冠や直衣(のうし)の袖が鳥の翼のように広がるのです。ちなみに、古代エジプト語のb音は「集める」という意味になります。足で集めるのです。

 ケルブは「k er b」で、構成要素は「形(K)、神(エル)、足(b)」なのですが、一般にエルはelと表記されます。しかし、魞(エリ)漁の網や襟(エリ)が神が手を広げた形なので、エルもeruが正しいはずです。ケルブで「神が集める形」。

 もう分かりましたね。ケルビムが翼を広げて顔の前で先端を合わせているのは、神が襟の形に手を広げて、あるいは魞漁の網の張り方のように、救うべき人を囲っている形なのです。旧約聖書の神エリは入ってくるのを待つ囲い漁。対して、新約の神イエスは投網漁で積極的に救いに行く。この違いが新約と旧約の違いなのです。

 ケルブは神が囲う姿を表したもの。それが雌雄の二体で双数となってケルビム。蹴鞠とは、鞠に例えられた人を漏らさずに救うという意思表示なのです。必死になって鞠を落とさないように蹴る姿には、人を救うための神の必死さが垣間見られます。雅楽の迦陵頻伽は、両手に着けたカスタネットのようなものを、胸の前で合わせて音を出します→伊勢神宮 雅楽。これも囲う形なのです。

    エフライム工房 平御幸
コメント (10)
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