平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

クフのピラミッドの目

2012-11-14 10:29:08 | 古代史と聖書
 前回に公開した、クフのピラミッドの通路の解析図ですが、3つの図は相似形のフラクタルとなっています。ノアの洪水があり、ヨセフの生涯があり、そして人類の歴史とイエスの再臨までがあります。

 このようなものが造られるには、飛鳥昭雄説の洪水以前の建造物という視点には無理があるように思われます。やはり、ヨセフが統治した時代に造られたと考えるべきです。また、そう考えた方が「クフのピラミッドの目」という、今回のテーマを説明しやすいのです。

 アメリカのドル紙幣に描かれたピラミッドの目は有名ですが、これは白系メーソンの象徴として使われているものです。しかし、クフのピラミッドには別の形で目が存在するのです。それは、先の図で示されている、ピラミッド内部の通路です。

 この通路は、メインの上昇通路と、俗に王の部屋と呼ばれるものへの通路と、女王の間と呼ばれるものへの通路が、いわゆる横倒しのYの字を構成します。しかし、ヨセフの時代にはまだ、アルファベットもY字もありません。そこで、聖書に登場する中で、特に似ているものとして、アーモンドの枝が考えられます。

 アーモンドは「あめんどう」として記されていますが、アロンの杖であり、また後の時代のメノラーと呼ばれる七つの枝を持つ燭台もアーモンドです。メノラーは萼(がく)と節と花を各枝に配したものですが、節は一般に目とも呼ばれます。

 このように、クフのピラミッドの通路がアーモンドの枝をデザインしたものなら、枝分かれの節がピラミッドに隠された「目」となるのです。更に、後の時代にヘブル文字が形成されるに及び、ピラミッドのY字型の通路にもっと似たものが出現します。それはヘブル文字のע(アイン)です。そして、この文字が意味するのは「目」そのもの。英語で目を意味するeyeの語源です。

 クフのピラミッドは、黙示する預言書です。だから、ピラミッドの内部に「目」を隠していたとしても、ことさらに不思議ではありません。いや、イスラエルの民は。このピラミッドに隠された目を知っていたからこそ、ピラミッドの目という伝説を残したのだと思います。それが白系メーソンによって、文字通りのピラミッドアイが露骨に造られた理由だと思います。露骨ということは、カッバーラ的には間違っている(外している)のですけど。外しているからこそ、世界中に混乱を招いているのです。「白系メーソンは反省汁」ですね。

 ということで、メノラーのデザインも枝分かれの仕方が違うものがありそうです。ピラミッドの通路のように、Y字に枝分かれしているメノラーが正しいのかもしれません。ヘブル文字のアインは、ピラミッドの通路を模倣して作られた。古代イスラエルの民は、明らかにピラミッド内部構造を知っていたことになりますね。

    エフライム工房 平御幸
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする