平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

新型コンデンサー切替器

2014-09-25 23:36:12 | スピーカー工作
 名古屋試聴会の時にコンデンサー切替器を作り、トゥイーターの低域をカットするコンデンサー5種類を聴き比べました。今回は新型を製作中です。


上が旧型、下が新型
テストするかもしれないので中身は見せられないお (=゜ω゜=)


 名古屋試聴会では、音量調整のアッテネーターを付けておらず、トゥイーターの方がミカエルのフルレンジより能率が高くなってしまいました。改良型はアッテネーターを付けただけでなく、取り付けられるコンデンサーも5種類から6種類に増やしました。


旧型の中身
左からハイラムダ、VX、VⅢ、Vコン、ラムダ
旧型は中身を入れ替えて貸出予定


 次回の試聴会で又、コンデンサーの聴き比べテストをするかは分かりませんが、中身は一部換えるつもりです。前回はディスコンばかり集めて、オーディオの歴史に沿って音質が良くなる過程を体験してもらいましたが、今度は現役で手に入りやすいものもリストアップ。1980年台のラムダコンデンサーと、現役コンデンサーの違いを体験して貰う予定です。


背面
本当は横並びの端子は一個(内側の丸環は5個必要)で良いからケーブルで繋いでいる


 新型切替器が出来ると、古い方は中身を入れ替えて、コンデンサー容量の違う形にしようと思います。というのも、フルレンジとトゥイーターの関係は、「小容量コンデンサー直結トゥイーター」と「アッテネーターによるレベル調整付きトゥイーター」では異なってくるからです。

 アッテネーターは音質劣化の原因にもなりますが、フルレンジとのクロスオーバー調整がしやすくなります。高域が伸びていないフルレンジだと、トゥイーターのクロスオーバーを8kHzくらいにしたい。逆に高域が伸びているフルレンジだと、クロスオーバーは12kHzくらいで良い。アッテネーターを使わない直結だと、後者はコンデンサーの容量にシビアになります。ベストが0.47μFか0.33か0.22かは、取り付けて聴いてみないとわからない。容量が大きくなれば、クロスオーバー付近の音圧低下が少なくなるからです。

 アッテネーターを使うと、容量が少し位大きくて高域がうるさく感じられても、アッテネーターで高域のレベルを下げられるので便利です。マニアは直結式を好み、メーカー品などはアッテネーターでユーザーが調整しやすいようにするのが一般的です。今回の新作は、ミカエル 華 などの、能率の低いスピーカーでも使えるように、トゥイーターのレベルを可変式にしたのです。

 また、次の試聴会ではセイシェルの波と小鳥の声を聴いてもらいます。波や小鳥の声は高域成分が多く、コンデンサーの種類による音の違いが楽しめると思います。

    エフライム工房 平御幸
コメント (6)
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