平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

皇后杯決勝

2018-01-05 03:14:22 | バレーボール
遅ればせながら、年末の皇后杯の決勝を見ました。フルセットのデュースを制したのはトヨタ車体で9年ぶりの優勝。勝因は監督の采配でしたね。多治見監督と選手の皆さん、おめでとうございました m(_ _)m

トヨタ車体は、ベテランの竹田選手を先発起用。途中からセンターにベテランの平松選手を起用。荒木選手とネリマン選手を入れて、若い選手中心のデンソーと正反対の構成。これがズバリ当たりました。特に、5セット目の10-11の場面。チャレンジ成功で追いついた前のシーンで、トヨタ車体にコンビミスがあってアタッカーが空振り。ここで、竹田選手がネット際のボールを必死で返して得点につなげました。闘神がチームを鼓舞したのです (^.^;

多治見監督は就任時の頭でっかちとは違い、選手の身の丈にあった戦術と選手起用で、コツコツとチーム力を伸ばしてきました。守りも良くなった高橋選手と、高さのあるネリマン選手の攻撃力を軸に決定力で優位に立った。決定力に劣るデンソーは、鍋谷選手が乗っているときは良いが、エースではない鍋谷選手に頼る弱さが最後に露呈しました。

デンソーの監督は、途中で田原セッターを下げて自滅パターン。今回は鈴木セッターに見切りをつけるのが速くて助かりましたが、絶対にサブのセッターは森田選手にすべきです。鈴木セッターでは不安しかない。

デンソーは、得点差があるときは天才田原のやり放題。でも、0.5点を争うような、重苦しい試合には弱い。もともと、フルセット好きで大物食いの出来るチームですが、本当の意味での我慢強さとか忍耐強さとかの、修羅場に強いチームではない。1点が重くなると、粘り負けやアタッカーのミスが多くなる。

トヨタ車体は、速いバレーではなく、サーブレシーブを高く返して、背の低い比金セッターが大型アタッカーの決定力を引き出す古典的な戦法。今回はデンソーだから勝てましたが、久光が相手では通用しないと思います。久光を下したデンソーは運がなかったけど、ウイングに高さがないから負けは仕方ありませんね。

今週末からVリーグが再開。残り試合は少ないですが、課題を修正したチームの戦いぶりが気になります。日立リヴァーレは、いきなり久光とデンソー戦ですが、日立のスピードが戻っていれば勝てると思います。最後まで頑張れ (;・∀・)
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