平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

熱海土石流~2 被害を拡大した暗渠(あんきょ)

2021-07-05 19:46:00 | Weblog
熱海の土石流は霧でヘリが飛べず、ドローンによる映像で被害の大きさを確認できました。

【独自】ドローンでとらえた 熱海・土石流の爪あと(2021年7月4日)

https://www.youtube.com/watch?v=tCM2IZkUBqk

動画を投稿できるSNSで、特に反響の大きかった3ヶ所は特定できたのですが、グーグルアースのストリートビューで見ると、谷なのに谷川がないことに気が付きます。小さな小川しかないのです。そして、その小川も途中で消えて暗渠になっています。暗渠では雨量が多ければ対応できない (_ _;)

ということで、一番上流の赤いビル(酒屋)を起点として、下流に向かって被害が拡大していく様子を画像で説明したいと思います。まずは赤いビルと、軽四輪が逃げた場所と、源頼朝と北条政子が逢引したことで知られる赤い橋=逢初橋(あいぞめばし)の位置関係から。









この赤いビルの南にある家々は土石流の直撃で流失します。ドローン映像は、ここから南に80m程度下ったところから始まります。遠くに赤いビルが確認できます。





驚くことに、ほとんど川になっています。グーグルアースでは川は見えません。





これではわかりにくいので画像取得日をオフにして見ました。小川(用水路)と小さい段差の飛沫が見えます。



ドローン映像はオレンジ屋根の家の南に移動。完全に川ができていますが、先の小川(用水路)は隣りにあります。キャパシティが足りていないのです。



今までは道路が写っていませんでしたが、道路は新しくできた川の反対側(右)にあり、泥流で真っ黒になっています。この道路は三叉に分かれ、一つは直角に曲がって川の方に向かって、やがて左折しています。ところが、途中で陥没して消失しているのです。


道路が見える




暗渠を覆う蓋がなくなっている ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル



グーグルアースのストリートビューで見てみましょう。


三叉の少し上から


三叉路


三叉路を右へ
流失した道路と暗渠の出口が見える


三叉路を直進して下ると、ストリートビューでは日立のお店が見えるのですが、向かいの解体屋の看板のようになくなってしまった (T_T)




下に解体屋の看板が見える
コンクリートも石垣も真っ黒



拡大

それで、この道路をさらに下ると、軽四輪危機一髪の場所に出るのです。





軽四輪を飲み込もうとした土石流は、なおも下り続け、2つの橋梁をくぐって赤い橋に至ります。


ホテル水葉亭が見える













谷なのに谷川がなく暗渠で覆った熱海。同じような作りの町や村は基本的に危険だと思います。小さな川を潰さないで、水と川と共に生きる健全な社会を創るべきです (~_~;)
コメント (10)
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