昨日中国の全人代2024が閉幕した。
一番の注目点は経済成長5%の承認だったが李首相はこの目標は「(達成するのは)容易ではない」と危機感をにじませた。
たしかにあの不動産開発異変の映像を見るたびに「大丈夫かねぇ・・・?」と思わざるを得ない。
住宅相の発言通り不動産業のリストラが必要なのだが多くの債務者に対しどう向き合っていくのか?補償の道筋は出来ているのだろうか?
大混乱、暴動さえ惹起しかねないぜ。
外交とも関わるが「一帯一路構想」の停滞も気になる。
習主席の肝いりで進めてきたこのプロジェクトも各国の拒否反応が目立つようになってきた。
中国は代わりに南太平洋諸国に食指を伸ばしているがとてもこんなことでカバーは出来ないだろう。
少し長い目で見れば少子化問題の懸念もある。
これも長きにわたり「一人っ子政策」を続けてきた咎めである。
人口減少に向かう中で「5%成長」をいつまでこだわるのかねぇ?
しかし世界最大、最強を目指す中国は結局「5%」の成長目標を下ろせないんだ。
この際、軍事大国化のスピードを落としてでも健全な経済の確立を目ざした方がいいと思うけどねぇ・・・。