マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

ポスト・コロナ時代の新たな大学間競争に思う

2021-11-14 20:50:00 | 社会問題
先日ある大学生とたまたま雑談する機会があった。
彼は現在首都圏にある大学の3回生なのだが昨年はほとんどオンライン授業だったので故郷に帰り実家で授業を受けていたという。
そこで意外なことに気付いた。
彼はオンライン授業をずいぶんポジティブに捉えていたのだ。
故郷には故郷のいいところ(特に経済的な観点で)がありオンライン授業だってあまり不便はない、これで卒業証書さえ授与されればればそれでいいというような感じだった。
筆者は多くの学生が「対面授業でないとね」「クラブ活動ができないとね」とか「友達ができないからつまらない」というように(コロナ禍で)オンライン授業に傾斜しがちだった大学のスタンスに大きな不満を感じていると勝手に信じていたのでどこか新鮮な気になった。
必ずしも対面授業が「善」でオンライン授業が「不善」というわけではないのである。
大学は今対面授業の復活に躍起だがオンライン授業は(様々な理由で)一定の支持層がいることを忘れてはならないと思う。
ニーズを正しく捉え学生たちに多様な授業ミックスを提供していくことが長い目で見た大学教育の在り方かもしれない。
大学ももっと個性があっていいと思うしこれが新たな大学間競争の競争軸になっていくような気もするのである。


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