今日は博多の森弓道場で審査がありました。年に一回、お雛様の頃に開催される女性だけの審査です。4月や9月に男性陣と一緒に受ける地方審査は四段までの審査ですが、今回は中央審査。初段から七段までの審査が一気に行われます。七段の方を審査するんですから、審査員はそれより上の範士八段という雲の上の先生ばかりです。
私は、実技はともかく全く学科を勉強していないのでどんな問題か気になり始めました。するとこの女子審査では、毎年同じ問題が出るらしいとウワサを聞きつけ、それじゃあ、その毎度お馴染みの問題が何かを聞けば楽勝じゃん!と思った私。さっそく同じ道場のM子さんに聞くと、女子審査で弐段は受審してないとの返事。そこでM子さんの知り合いに聞いて貰うことにして、私は数少ない知り合いであるHookTailのkanaさんの小郡組へ行って、最近弐段を受審した方から聞き出して貰うことにしました。すると…
「う~ん、昨年弐段を受けたけど、それは女子審査じゃなかったからわからないって。」とkanaさん。
ちっ、仕方がない。ここはあきらめて、次に親しい甘木組へ行ってみます。怖いI先生のいない隙を見計らって一緒に弐段を受けるTさんに聞き込み開始。すると…
「ええ!毎年同じ問題なの?!で、その問題って何?」
その問題こそ、こっちが聞きたいんだってば!
収穫なしなので、とりあえず自分の陣地に戻って参段のM子さんの聞き込みの結果を聞くと…
「お姉様方に聞いてみたけど、今はみんな五段クラスでしょ。弐段はあんまり前に受審したから覚えてないって」
くぅ~~。焦ってきた私。よっぽど参段っぽい人に話しかけようかと思いましたが、今度はM子さんが
「ねぇ、そんな事してるヒマあったら、教本読んだ方が早いよ?」
と諫めるハメに。確かにこれじゃ、アンチョコ作りに精を出して勉強しない受験生そのものです。私はしぶしぶ教本を開いて、ノートにポイントを書き込みながら覚えていくことにしました。
そのうちにいよいよ審査が始まりました。昨年の9月に初段を取得したばかりの私は一立目の四番目。しょっぱなから登場です。朝の9時40分から始まって休憩を挟みながら夜の8時20分まで女性ばっかり449名が受審するので、審査員としても見るのも大変な作業です。おかげで参段までは弦音打起しという、競技なみのスピードアップが求められる礼射でした。弦音打起しってことは、いつ立ち上がるんだっけ?と思いながら、私は第二射場へ。
さあ、さっさと早く引けよっていう進行からの無言の圧力を感じると、どうにも集中できないままに甲矢を手に取り、短い会で発射。上に外れました。あわてちゃいかんと自分をなだめながら乙矢は少し余裕を持って発射。やっぱり上に外れました。見事土足です。やれやれ。心は落胆しながら退場しました。
射場の控えの間は一日中女性達でごったがえしてました。
遠的場では、着物クラス(四段以上の受審者)が巻藁を引いていました。
学科の問題は「弓道を始めた動機」と「胴造り」。直前にノートにポイントを書いたばかりだったので「よっしゃ~!」とばかりに書き込んで終了。あわてふたいめいて聞き込みしてたのがウソみたいです。
実技も学科も終わると、後はただひたすら結果発表を待つだけ。四段五段の受審者の射も見学です。
今回は中央審査なので、遠く関西や関東からも受審者がいて、たまたま控えの間で隣りに一人で座っていた女性Sさんは東京からとのことでした。雑談しているうちに、ふとワックスのことを思い出したので
「東京の小山弓具で櫨蝋のワックスを売ってるんですよ。」とPRしてみると「知ってますよ!ブログ見たことあります。まさか本人としゃべってるなんて!」とSさん。
私もびっくりしました。東京の人が知ってるなんて。しかもSさんは若くて実力のあるホープです。こういう方に知ってもらっているなんて、嬉し恥ずかしって感じ。ブログの威力を改めて思い知りました。ありがたやありがたや。
4時前にようやく結果が発表になり、無事に弐段合格となりました。ふと参段の結果を見ると、48名の受審者のうち合格者はたったの6名。次の参段は今までより一層手強そうです。
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私は、実技はともかく全く学科を勉強していないのでどんな問題か気になり始めました。するとこの女子審査では、毎年同じ問題が出るらしいとウワサを聞きつけ、それじゃあ、その毎度お馴染みの問題が何かを聞けば楽勝じゃん!と思った私。さっそく同じ道場のM子さんに聞くと、女子審査で弐段は受審してないとの返事。そこでM子さんの知り合いに聞いて貰うことにして、私は数少ない知り合いであるHookTailのkanaさんの小郡組へ行って、最近弐段を受審した方から聞き出して貰うことにしました。すると…
「う~ん、昨年弐段を受けたけど、それは女子審査じゃなかったからわからないって。」とkanaさん。
ちっ、仕方がない。ここはあきらめて、次に親しい甘木組へ行ってみます。怖いI先生のいない隙を見計らって一緒に弐段を受けるTさんに聞き込み開始。すると…
「ええ!毎年同じ問題なの?!で、その問題って何?」
その問題こそ、こっちが聞きたいんだってば!
収穫なしなので、とりあえず自分の陣地に戻って参段のM子さんの聞き込みの結果を聞くと…
「お姉様方に聞いてみたけど、今はみんな五段クラスでしょ。弐段はあんまり前に受審したから覚えてないって」
くぅ~~。焦ってきた私。よっぽど参段っぽい人に話しかけようかと思いましたが、今度はM子さんが
「ねぇ、そんな事してるヒマあったら、教本読んだ方が早いよ?」
と諫めるハメに。確かにこれじゃ、アンチョコ作りに精を出して勉強しない受験生そのものです。私はしぶしぶ教本を開いて、ノートにポイントを書き込みながら覚えていくことにしました。
そのうちにいよいよ審査が始まりました。昨年の9月に初段を取得したばかりの私は一立目の四番目。しょっぱなから登場です。朝の9時40分から始まって休憩を挟みながら夜の8時20分まで女性ばっかり449名が受審するので、審査員としても見るのも大変な作業です。おかげで参段までは弦音打起しという、競技なみのスピードアップが求められる礼射でした。弦音打起しってことは、いつ立ち上がるんだっけ?と思いながら、私は第二射場へ。
さあ、さっさと早く引けよっていう進行からの無言の圧力を感じると、どうにも集中できないままに甲矢を手に取り、短い会で発射。上に外れました。あわてちゃいかんと自分をなだめながら乙矢は少し余裕を持って発射。やっぱり上に外れました。見事土足です。やれやれ。心は落胆しながら退場しました。
射場の控えの間は一日中女性達でごったがえしてました。
遠的場では、着物クラス(四段以上の受審者)が巻藁を引いていました。
学科の問題は「弓道を始めた動機」と「胴造り」。直前にノートにポイントを書いたばかりだったので「よっしゃ~!」とばかりに書き込んで終了。あわてふたいめいて聞き込みしてたのがウソみたいです。
実技も学科も終わると、後はただひたすら結果発表を待つだけ。四段五段の受審者の射も見学です。
今回は中央審査なので、遠く関西や関東からも受審者がいて、たまたま控えの間で隣りに一人で座っていた女性Sさんは東京からとのことでした。雑談しているうちに、ふとワックスのことを思い出したので
「東京の小山弓具で櫨蝋のワックスを売ってるんですよ。」とPRしてみると「知ってますよ!ブログ見たことあります。まさか本人としゃべってるなんて!」とSさん。
私もびっくりしました。東京の人が知ってるなんて。しかもSさんは若くて実力のあるホープです。こういう方に知ってもらっているなんて、嬉し恥ずかしって感じ。ブログの威力を改めて思い知りました。ありがたやありがたや。
4時前にようやく結果が発表になり、無事に弐段合格となりました。ふと参段の結果を見ると、48名の受審者のうち合格者はたったの6名。次の参段は今までより一層手強そうです。
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