松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

鶴の陶器展が始まりました

2009-04-03 22:25:12 | 復活奮闘日記
小郡市松崎の鶴小屋さんで「鶴の陶器展」が始まりました。

私も昨年同様、櫨関連商品を展示販売しています。昨年秋からまた取り扱い商品が増えたので、いつものスペースがすっかりいっぱいになってしまいました。


出入り口はここです。
三日間、開催されていますが、私は日曜のみ丸一日いる予定です。ぜひいらしてくださいね!

ちなみに明日は宝珠山で桜を見ながら観桜射会。風雅に的に中てられるとカッコいいんですけどね…。

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「家紋」を朗読で

2009-04-03 07:48:15 | 復活奮闘日記
松本清張の「家紋」CDを聴きました。市原悦子朗読です。

山口市・瑠璃光寺で花柳寿寛さんによる創作舞踊「家紋」を見て以来、どうにも内容が気になって仕方がありませんでした。気になったストーリーはどういうものかというと…。

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北陸の農村である雪の夜、本家の「家紋」入りの提灯を持った男が、夫婦を一人ずつ呼び出した。翌日、夫婦は惨殺死体となって発見された。それから十八年後、親戚にもらわれていた遺児が、ふとした連想から幼い頃のおぼろげな記憶を紡ぎ合わせていく…。
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寿寛さんの舞台では、暗闇にぼぉっと提灯だけが灯り、なんとも怖くて印象的なシーンが演じられました。このCDでも市原悦子の朗読が怖いのなんのって。小説では細部まで情景が描写されているのでどんどん頭の中で具体的に映像として浮かび上がってきます。なぜ古い寺を舞台にしたのか?という理由も、この話の内容を知ることによって大きく頷かされました。暗闇とは単に夜の暗闇ではなく、人の心の暗闇を描いた作品だったんですね。

ちなみに話の中で「博多にわかの面をかたどったせんべいを作る下請け会社の…」とか、「高速道路からも外れた長方形の面積をした素麺で有名な佐賀県の町」とか、固有名詞は出なくても地元の人ならすぐにああ、あそこだなとわかる表現がでてきます。

今年は松本清張生誕100年。花柳寿寛さんの舞踊「家紋」も、今年中にぜひもう一度どこかで見たいものです。

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