goo blog サービス終了のお知らせ 

松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

和ろうそくを灯す時 その10

2009-06-03 21:10:50 | 和ろうそくを灯す時
箱の包装紙に切り込みを入れて、香典袋と和ろうそくを合体させて渡すというアイディア、思いついた時は「やったね!」って感じだったんですが、紙は破れるという単純かつ冷徹な法則の壁が立ちふさがっていました。

「テープを貼って、切り込み部分を補強すれば?」

どうも気が進みません。きれいに包んだ包装紙にわざわざテープで補強するなんて、まるで障子紙の破れた部分を塞ぐ継ぎ当てみたいな感じで、あまり見た目的に良いものではありません。

「いっそのこと、箱を香典袋に入れちゃえば?」
「箱が大きすぎる。どうやってこの箱が香典袋に入るっつーのよ。」
「だから大きな香典袋を新たに作るのよ。」
「却下。」

巨大な香典袋。せんべいのBIGサイズのような。きっと遺族は巨大な香典袋を見て一体何が入っているのかをいぶかしがるでしょう。受付の人が気になって衝動的に開けてしまうかもしれません。そういう状況は避けたいものです。

それに外側から全く中身がわからないというのは、差し出す側にとっても不安です。肝心の和ろうそくが気づかれず、灯すのを忘れちゃうかもしれませんからね。いちいち「中身は和ろうそくが入ってますから。」と宣言しなくちゃいけないってのも、悲しみの場にそぐわない感じ。

つまりお供えする側としては、和ろうそくを一緒にお供えしてるんですよ、という無言のメッセージが明らかに表面に表れなければならないわけです。受け取る側もひと目で「あっ、和ろうそくが供えられている。」とわかるのがベスト。

ということは、やっぱり箱とご香典を外でくっつける必要があります。

「切り込みがだめなら、新たに紙を上から包んで…。」
「やだ。面倒臭い。」

数個作って疲れるようなパッケージは先が思いやられます。包装というのは過剰にならないこともコスト面から言って大切ですから、あまりに手の込んだやり方もだめ。

箱と御香典の合体作戦。簡単かつシンプルにくっつけるには?

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ