松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

山が削られた

2009-06-19 22:03:10 | ニュース
最近、耳納山を見るたびに、ある一箇所が気になってました。

樹木がなくなって山肌がむき出しになっているんです。しかも最近だんだん大きくなってきたような気がしていました。

ちょっとアップにしてみましょう。

明らかに景観を損ねています。でもそれだけじゃありませんでした。

17日付けの西日本新聞の筑後版によると

樹木伐採で住民説明会 植林は夏以降に実施 住民 「自主避難では甘い」 久留米市田主丸町
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 久留米市田主丸町の私有林が約8ヘクタールにわたって伐採され、大雨による土砂災害が懸念されている問題で、住民への市の説明会が16日夜、同町益生田の益永公民館で行われた。

 説明会には住民約20人が出席。市担当者が伐採地の現状や対応を説明し、植林が夏以降になることや特別監視態勢を取ること、自主避難場所を田主丸老人福祉センターとすることが伝えられた。

 住民からは「伐採中の早い段階で対応が取れなかったのか」「住民の自主避難に頼るだけでは対策が甘いのでは」などと声が上がった。

=2009/06/17付 西日本新聞朝刊=

------------引用おわり

このあたり一帯は巨峰で有名な観光ぶどう園がいくつも集まっていますし、植木畑も広がっています。樹木の伐採自体は法的に問題はないそうですが、こんな広範囲に伐採が進み、もし災害が起きた場合は地域経済全体に大きな影響を及ぼすことになります。

何事もなく植林が行えたら問題はなくなるんでしょうが、緑に覆われた美しい耳納山の中で、傷跡みたいな部分を見るたびに、個人と社会との関わりとか、環境保護のこととかを考えてしまいます。

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