松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

エコエコ…

2009-06-15 21:23:29 | その他
世の中不況でも巨利を得る企業はあります。

-----------引用
目立つリサイクル関連「エコ脱税」 倉庫に現金山積みの業者も
 全国の国税局が平成20年度に強制調査(査察)で摘発した脱税事件は計208件で、加算税を含む脱税総額は351億円だったことが15日、国税庁のまとめで分かった。昨夏までの金属価格の高騰に伴い、巨利を得たリサイクル業者による「エコ脱税」が目立ち、告発件数は14件(前年度4件)と急増。国税関係者は「商品がゴミだけに原価などが把握しにくく、脱税の温床となりやすい」と指摘している。

 まとめによると、リサイクル業者の告発件数は、都心の“ミニバブル”でもうけた不動産業者と並び、業種別のトップ。売り上げを除外して税務申告し、脱税をするケースが多かった。

 産経新聞の取材によると、アルミなどの非鉄金属は中国の経済成長に伴い、昨年夏ごろまで価格が高騰。東京国税局が摘発した埼玉県鳩ケ谷市の業者(31)はホームページで「アルミ缶、電線、鉄くず、なんでもOK」などとうたい、地域の小学生らが集めたアルミ缶を安価で引き取るなどして転売。その利益をさらに外国為替証拠金(FX)取引に投じるなどして18年までの2年間に、4億5000万円の所得を隠し、約1億6000万円を脱税していた。

 売り上げを過少申告して課税を免れていたが、家賃数百万円の六本木ヒルズに住み、盛大なパーティーを開いたり、高級外車を乗り回したりと豪勢な暮らしぶりが目立ち、国税の査察を受けた。
 また、地球温暖化対策への期待から需要が拡大する太陽光発電パネルに使うシリコンの再生業を営んでいた群馬県と横浜市の2業者は昨年3月までの約3年間で、計約4億円を脱税。隠した所得は計約14億円に上り、会社の倉庫内には段ボールや空き缶に入った現金が山積になっていた。

 2業者は、大手素材メーカーから製造過程で出たシリコンくずを安価で引き取り、国内の太陽光発電メーカーに転売して利益を上げた。シリコン価格は当時、クリーンエネルギー政策で先行した欧州での太陽光パネルの需要拡大を受け、品薄状態が続き、4年前の約2・2倍に高騰。シリコンくずはかつて「使い道がない」として捨てられていたが、再生業者から回収依頼を受けた素材メーカーは「捨てていたものを引き取ってくれるなら」と契約書も交わさぬまま取引を開始。2業者はこれを悪用し、売り上げや仕入れ価格を偽装し脱税したとみられる。

 国税関係者によると、リサイクル業者は現金取引が多く、仕入れや販売価格が把握しづらい傾向があるといい、「脱税の温床となりやすい」。ある幹部は「脱税さえしなければ、エコロジーな活動で評価できるのだが…」と話した。
---産経ニュース 引用おわり


映画「マルサの女」みたいな話ですね。地域の小学生が一生懸命集めた空き瓶が、六本木ヒルズに住んで高級外車を乗り回すためのエサだったなんて。

最近は「エコ」という言葉に、どうもうさんくさいイメージがあります。美味しそうな香りを振りまく「エコ」にあやかろうとアヤシイ連中が群がってますし、エコを強調する企業もアヤシイのがいっぱい。

エコエコ…って唱えたら不吉な呪文になるし。

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ファイナル・デスティネーション

2009-06-14 21:54:15 | ニュース
ホラー映画「ファイナル・デスティネーション」みたいな出来事がありました。

◆Missed Air France Flight, Only to Die in Car Crash(米 NBCシカゴ)

大西洋に墜落したエールフランス447便(乗員乗客228人が死亡)をかろうじて乗らず命拾いした女性が、墜落事故の1週間後、自動車事故で死亡した。

イタリア、ボルツァーノ自治県に住んでいたJohanna Ganthalerさんは夫のKurtさんと共にバケーションでブラジルを訪れていたが、奇跡的にも墜落したAF447便に乗り損じた。しかしオーストリアのクフシュタインの道路で2人が乗っていた車が対向して走ってくるトラックの前に飛び出し、彼等の幸運はついえた。

夫のKurtさんも事故で重傷を負った。
夫妻はAF447便が消息を断った翌日のフライトでブラジルを出国していた。

AF447便はブラジルのリオデジャネイロを5月31日に出発してしばらくしてレーダーから消えた。機体は空中分解したものと考えられている。

墜落した海域からは30体以上の遺体が回収されている。またフランスの原潜がブラックボックスの信号探知を開始している。ブラックボックスは墜落原因の特定の鍵となる。


せっかく難を逃れたのに…。人の寿命って決まってるんでしょうか。
他にもこんな事件がありました。

米で遭難の日本人女性?救出ヘリが帰還途中に墜落、死亡か

【ダラス(米テキサス州)=飯田達人】AP通信などによると、米ニューメキシコ州の州都サンタフェ近くの山岳地帯で迷った日本人とみられる女性を救出した同州警察のヘリコプターが9日夜、帰還途中に墜落した。女性は死亡した恐れがある。

 女性は東京都出身で、ニューメキシコ大学に留学中のヤマモト・メグミさん(漢字表記不明)という。一緒にハイキングしていた男性と離ればなれとなり、同日夕、携帯電話で救出を求めた。警察のヘリが女性を発見し、ヘリに収容したが、機体の一部が山に接触し、墜落したらしい。操縦士と2人で救出に向かった救助隊員が生還し、「女性は脈拍や呼吸がなかった」と話している。操縦士の生死は不明。

(2009年6月11日13時26分 読売新聞)


人間が持っている運は同じ量だという人もいます。大きな幸運と共に、大きな不幸もある。人生を総合すると差し引きでみんな同じ量なんだそうです。自分だけが不幸だと思うと、他人の幸せばかり目に付いてしまいますが、とりあえず生きているのは幸運の証なんでしょうね。

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村上市の観光カリスマ

2009-06-13 23:27:26 | その他
今日はうきは市吉井町で、国交省認定の観光カリスマ吉川真嗣さんの講演がありました。

最初は20人ぐらいの集まりの予定が、吉川さんが来ると聞いて我も我もと遠くからも駆けつけて、60人以上が吉川さんの町づくりの話に耳を傾けていました。

吉川さんは人口三万人ほどの小さな地方都市・新潟県村上市で昔ながらの町屋を舞台に、景観の再生と観光で、町の活性化を行っている人です。村上市はもともと全国的にも貴重な城跡や武家屋敷や町屋や寺町の面影が残っていました。でも日本の他の都市にありがちな「近代化の波」が押し寄せてきてきた時、吉川氏は立ち上がりました。

周囲と連携しながら町屋の公開から始まり、町屋の人形さままつり、屏風まつり、竹燈籠まつり、骨董市などのイベントをおこし、景観美のため「黒塀プロジェクト」をおこし、町並みを黒塀と緑で飾るプロジェクトを進めています。

吉川氏の動きは村上市全体の大きなムーブメントを引き起こし、今では多くの観光客が訪れる町になりました。
詳しくはこちらのサイトをごらんください。

吉川氏の取り組みは町屋や城下町の残る九州の町にとって、非常に参考になり、また励みになることだと思います。

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和ろうそくを灯す時 その14

2009-06-12 21:31:08 | 和ろうそくを灯す時
「正徳芯和ろうそく お供え用」のパッケージが完成しました。

少しずつ、いろんな方に見て頂いて用途を説明すると、7割ぐらいの人達が「これはイイ!」と言ってくれます。よく法要に顔を出す必要のある方ほど、使い道を理解してくれるようです。

逆にほとんど法要に出たことのない人や、身近な人や大切な人を亡くしてない若い人には、全くピンとこないようでした。つまるところ若いってことは、死の存在がほとんど感じられないってことなんでしょう。

「お供え用」を弓のT先生がさっそく使ってくれることになりました。宮崎にいる親しかった友人が亡くなったので、手紙と共に送りたいとのことです。第一号を使ってくれるということで、私はぜひ使い心地(?)をT先生に聞いてみました。

「先生、もうあの「お供え用」は送ったんですか?」と私。
「いいや。」
「…亡くなってしばらく経つし、早く送った方がいいんじゃないですか?」
「いや、その、手紙がうまく書けなくてどうも…。」

しばらく経ってもう一度聞いてみました。

「もう書いて送りましたか?」
「いや、早く送ろうと思ってるんだけどね。」
「……亡くなってもう軽く四十九日は過ぎてますよ。」
「う、うむ。それがどうも、本人は亡くなっているわけだから、遺族あてに書くわけで、どう書いていいのか…。」
「……適当に書いたらどうですか?」
「そういうわけにはいかん!」

更にしばらくしてもう一度聞いてみました。

「もう送りましたよね?」
「そ、それが…。」
「手紙を書いて「お供え用」と一緒に送ってもらったら、遺族はきっと喜びますよ。」
「うむ。早く書こう書こうと気持ちは焦っているんだが…。」
「今夜にでも書いたらいかがですか?」
「う、うむ。よし!今夜がんばって書こう。」

それから更にしばらくして再び聞いてみました。

「まさか、まだ送ってないんじゃ…?」
「う…。何度もペンを握って書こうとするんだが…。」
「……もう、初盆の頃に送りますか?」
「…そうしようかな。」

「お供え用」の使用感(?)を聞くのは、まだまだ先になりそうです。

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和ろうそくを灯す時 その13

2009-06-11 22:59:06 | 和ろうそくを灯す時
ついに出来ました。和ろうそくと香典を合わせたパッケージです。

気がつくと最初の思いつきから、実に一年以上経っていました。試行錯誤の割に、出来た形は割合シンプルです。切り目を入れたり、三角の紙を貼ったりすることをせず、単に包む時点でのポケットを作りました。そこに香典を挟み込みます。

これなら包む上で香典の名前が隠れないので、和ろうそくと香典を同時にお供えすることができます。また香典の形に沿っていて、他の香典と一緒に置いていてもあまり違和感なく溶け込めそうです。

パッケージには、はっきりと「亡くなった方のためにお供えする和ろうそく」というコンセプトが表れています。グレーと紫を使った色合いも仏事用の色としてイメージしやすく、使い道は見ただけでわかると思います。

果たしてみんながこれを使ってくれるでしょうか。

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久留米ほとめきまち旅博企画会議

2009-06-10 17:23:41 | 復活奮闘日記
今日は第二回めのほとめきまち旅博企画会議が行われました。

前回の企画をもっとはっきり具体化して提案されます。いろんなプランが具体化されているのを見てるうちに、ふとこないだの宝珠山射会で飲めなかったもんね~と思い出すと、ついつい「酒飲み」プランに目がいってしまいます。

例えば「石窯ピザと酒蔵で…」とか、「昼間から角打…」とか、「ギョウザ店巡り…」の文字が躍ると、どうも目が離せない。ああ、いかんいかん。櫨キャンドル作りのプランを推し進めるつもりだったのに、頭がどうもついていかない。

とはいえ、もうすぐ最終会議が待っています。これで決定されるといよいよ秋に向けてパンフ作りなど販促部隊の出番です。

こちでは、ほとめきまち旅博に関わっている人達の熱い思いが語られるブログが更新されていますので、ぜひご覧下さい。
久留米ほとめきまち博ナビ

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HookTailでフローティング櫨キャンドル体験

2009-06-09 21:30:21 | 復活奮闘日記
毎年、夏至と冬至の夜には「電気を消してスローな夜を」というキャッチフレーズのもと、100万人のキャンドルナイトが世界的なイベントとして行われています。

その時に世界中が一斉に灯すロウソクのほとんどはパラフィン蝋で、電飾同様に何万個も明々と彩られ、その時の模様はインターネットでレポートとして配信されています。どこをエコというのだろうという問題はともかく、ロウソク屋さんにとっては嬉しいイベントに違いありません。このあたり、バレンタインデーのチョコと似てますよね。

こういったイベントには、いろいろと突っ込み所は多いんですが、少なくとも「地球環境のことを考える」良い機会にはなっていると思います。また普段は必要のない「火を灯す」という、原始時代から人間のDNAにすり込まれた行動を起こすというのも、ある意味、人間本来の姿に立ち返る良い機会だとも思います。

そんなわけで、ともかく半年に一度、何かのロウソクを灯したいのなら、ぜひこの機会に日本ならではの櫨キャンドルを灯してはいかがでしょうか。

キャンドルナイトの直前に、小郡市にあるHookTailで夏に似合うフローティング櫨キャンドル作り体験を行います。水面に浮かんだ光が美しく、とっても涼しげです。手吹きガラスの器でぜひ楽しんでください。



【日 時】  6月17日(水曜日)午後1時半~

【場 所】  雑貨や器 HookTail店内 (野の花)

【参加費】  1900円 (コーヒー付き)

【定 員】   10名まで

申し込み方法  Blogコメントまたはメッセージか
    <メール>  info@hook-tail.com
     <電話>   0942-73-1283
     HookTail 店頭でも受け付けております

申込締切  6月16日まで (当日空きがあれば当日参加可)

たくさんの方のご参加お待ちしております。

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全盲のピアニスト

2009-06-08 23:58:55 | 感動したモノ
--------引用
全盲ピアニストの辻井さん、バン・クライバーン国際で優勝

 世界的演奏家を多く出している「バン・クライバーン国際ピアノコンクール」の結果が7日(日本時間8日未明)、米テキサス州フォートワースで発表され、東京都在住の上野学園大3年、辻井伸行さん(20)が中国人ピアニストの張昊辰(ちょうこうしん)さん(19)と並んで1位となった。

 辻井さんは全盲で、国際的なピアノコンクールを全盲ピアニストが制覇したのは極めて異例。

 「まるで夢のよう。ショパンコンクールの時は本選に残りたいという欲があったが、今回は決勝でオーケストラと共演できればいい、という気持ちで臨んだのが良かったのかもしれない」。辻井さんは発表直後、関係者を通じて喜びを語った。

 同コンクールは、ピアノコンクールとしてはチャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールなどと並ぶ難関。過去の日本人入賞者は3人で、1969年の野島稔さんの2位が最高だった。辻井さんは書類選考で残った151人から、決勝の6人に残り、4日にショパンのピアノ協奏曲第1番、6日にラフマニノフの同第2番、7日はベートーベンのピアノ・ソナタ第23番<熱情>などを弾き、聴衆を熱狂させた。この模様はインターネットの公式サイトで流された。

 辻井さんは生まれた時から全盲だったが、音の感覚が鋭敏で、ピアノの多彩な音色にひかれて、4歳から本格的に習い始めた。7歳で全日本盲学生音楽コンクール・ピアノの部で1位に。10歳でオーケストラと初共演してプロデビューした。今までに国内のほかアメリカ、ロシア、フランスなどでも演奏会を開いている。2005年にはショパン・コンクールで「批評家賞」を受賞し、注目を集めた。

 授賞式を終えた直後の辻井さんは、読売新聞との電話インタビューに応じた。

 「とても興奮している。セレモニーが終わって、落ち着いてきたが。お客さんが熱心に聴いてくれ、応援もしてくれたので、持てる力を存分に出し切ることができた。今は何よりも両親に感謝している。プロとしてスタートラインに立ったばかりなので、自分の音楽にさらに磨きをかけたい」

 ◆「天から降る」音色◆

 辻井伸行さんのピアノは音が美しく、「天から降ってくるようだ」と指揮者の佐渡裕(ゆたか)さん(48)などから高く評されている。2007年に上野学園大学に入学。同年末から翌年3月にかけ、初の全国ツアーを行った。07年10月にCD「debut NOBUYUKI TSUJII」をエイベックスから発売している。

 ◆バン・クライバーン国際ピアノコンクール◆

 第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝した米国人ピアニスト、バン・クライバーンの名前を冠し、1962年に始まった。

 原則4年に1回開かれ、今年が13回目。過去にラドゥ・ルプー、アレクセイ・スルタノフ、アレクサンダー・コブリンらが優勝している。

(2009年6月8日10時12分 読売新聞)

------------引用おわり

どんな音色だろう?と思ってYoutubeを捜したらありました。ぜひ聴いてみてください。

川のささやき - 辻井伸行


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宝珠山ほたるの里弓道大会

2009-06-07 22:55:15 | 和弓と櫨
宝珠山ほたるの里弓道大会が6日に行われました。

天気は残念ながら雨。といっても弓道の場合は、基本的にアウトドアスポーツじゃないので、天気は関係ありません。矢だけは外を飛びますけどね。

桜の大木の緑が雨に光ってきれいでした。

こういう所で弓を引けるのは至福の瞬間ですね。

いつものように地元のご婦人達によってもてなされたお昼ご飯。

普通の射会は弁当なんだけど、ここのは一際美味しいです。大きく切ったじゃがいもやにんじん、ごぼう。みんな味が染みこんでて柔らかい。ごはんは棚田米だし。このお昼ご飯だけでも来た甲斐があるというもの。感謝感謝。

で、今回の私の結果は8射2中。最初の二本はきれいに入ったけど、後はガタガタでした。余興の蛍的や板割もガンバル!と思って臨んだものの、あえなく惨敗でした。

さて、雨が降ってたので、ほたる祭りはどうなるんだろう?と不安に思っていたら、午後からだんだん晴れてきました。

みんなの祈りが通じた?良い具合に晴れたので濡れた地面も夕方は急速に乾いてきました。

田植えしたばかりの棚田。祭りを前に、草取りを一斉に行ったそうです。

人と自然との調和があらわれています。

ほたる祭り。ほたるが出る夜までのんびり楽しんできました。

今回は雨のせいで気温が低めだったので、昨年よりはほたるの光る数が少なかったです。

ところで今回私はドライバーだったので、お酒は全く飲めませんでしたが、周囲を見渡すと、結構ほろ酔い気分の女性達が多いことに気づきました。弓道女は酒に強いかも?!

ともかく今どき、こんな貴重な射会&酒会は宝珠山でしかありえないので、来年は泊まりがけで弓と酒に没頭するかな?と本気で考えた一日です。

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和ろうそくを灯す時 その12

2009-06-05 21:55:56 | 和ろうそくを灯す時
和ろうそくと御香典を一緒に包んでお供えするためのパッケージ。

私はパッケージデザインや包み方に関する本を見たり、百貨店やモールに足を運んでみました。ギフト商品はそれぞれ工夫を凝らしてあるので、見ているだけでもとても参考になります。

でも、実際に自分が求めるパッケージのことを考えると、なかなか折り合いがつきません。そこで、パッケージに必要な機能を一つ一つ考えてみました。

1,和ろうそくの保護
和ろうそくは落としたら折れてしまうし、直射日光で溶ける恐れもある。

2,お供え用だってわかること
ぱっと見ただけで、お供え用というのがイメージできないと、使いづらい。

3,コストに見合う価格
あまり高価だと手を出しにくい商品になってしまう。だからといって安すぎては…。

4,作業が簡単
誰にでも作業できるような包装でないといけない。

5,扱いやすい外観
ちょっと触っただけで崩れてしまうようなパッケージだと売り物にはならない。

6、デザイン的な美しさ
和ろうそくは、ある意味嗜好品でもあると思う。だから事務用品みたいな、機能だけのそっけないデザインでは物足りない。だからといって過剰包装も避けたい。

パッケージで非常に参考になるのは日本の和菓子だと思いました。中身はまんじゅうだったり、最中だったり、せんべいだったりと、変哲のないものにも関わらず、様々な包み方や見せ方があります。和菓子の世界は着物に見られるような上品かつ華麗で優美なパッケージの世界が広がっています。

ただ、和ろうそくの場合、仏事用だし…。上品さや優美さは必要だけど、華麗さは必要ありません。

外観は御香典とそう遠くないイメージの方が良いような気がします。御香典の袋の中にあっても、そう違和感のないパッケージの方が、差し出しやすいというものです。色は地味な感じで…。

あと、もうちょっとで何かが生まれそうな気がしてきました。

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和ろうそくを灯す時 その11

2009-06-05 00:27:50 | 和ろうそくを灯す時
和ろうそくの箱と御香典を一緒にくっつけてお供えするには、どうしたらいいのか。

「簡単だよ!箱の包装紙に三角のポケットを貼ってそれに御香典を挟み込めばいい。」
三角のポケット。切り込み入れた時と同じくらい不安定な感じがします。それにやっぱり包装紙に不格好な継ぎ当て感は否めません。

「それじゃ帯でまとめればいいじゃないか。」
箱の上に御香典を置き、ヨコ帯で丸めると、まとまるにはまとまります。が!肝心の御香典の名前が隠れてしまうし、何より水引の上に帯が並行に重なってしまいます。タテは下の箱の方が小さいので不安定です。

「そうだ!水引で全部まとめれば?」
水引のヒモを買ってきて、あわじ結びをチマチマとやっている自分が頭に浮かびました。だめだ。パッケージで結びの技術がいるようなことをしてたら、結ぶだけで日が暮れてしまう。

「そういうの、会葬御礼とかであるじゃないか。厚紙で印刷してあって…。」
「あんなのは見るからに予算オーバーです。」

どうやら八方ふさがりです。箱と香典袋をスムーズに合体させることは不可能なんでしょうか。私の周囲の人は、ほとんどあきらめムードで妥協案を提案してきました。

「だからね、お葬式とかお通夜の時に持って行くんじゃなくて、その後の四十九日とか初盆とかお彼岸とか、家の仏壇の前に箱をお供えすればいいのでは?」

もちろん法要でお供えするのに、箱は体裁がいいでしょう。しかし、それだと線香とか素麺とかと変わらないわけで、人はそういう時、線香や素麺を選ばずに和ろうそくの箱入りを選んでくれるでしょうか?和ろうそくの炎を見たことがない人なら、迷わず素麺が選ばれるような気がします。だって食べられるし。

それに、死者と遺族を結ぶ絆としての和ろうそくの役割を考えると、そんなに悠長に構えていられません。人は亡くなった時にすぐろうそくを灯される状態になるんですから、お通夜やお葬式で和ろうそくを供えるというのは非常に意味のあることなのです。

私は箱とご香典の合体作戦をどうにもあきらめきれず、弓の練習の間も考えていると、見かねた算段のM子さんが

「もう箱を使わなければいいじゃん。布とか紙で包めば?」

包む?考えもしなかったアイディアです。しかしよく考えたら、蛇腹の中敷きはあるんだから、ろうそくは固定されます。後は包み方次第。

私はさっそくラッピングと風呂敷の本を図書館で見てみました。

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和ろうそくを灯す時 その10

2009-06-03 21:10:50 | 和ろうそくを灯す時
箱の包装紙に切り込みを入れて、香典袋と和ろうそくを合体させて渡すというアイディア、思いついた時は「やったね!」って感じだったんですが、紙は破れるという単純かつ冷徹な法則の壁が立ちふさがっていました。

「テープを貼って、切り込み部分を補強すれば?」

どうも気が進みません。きれいに包んだ包装紙にわざわざテープで補強するなんて、まるで障子紙の破れた部分を塞ぐ継ぎ当てみたいな感じで、あまり見た目的に良いものではありません。

「いっそのこと、箱を香典袋に入れちゃえば?」
「箱が大きすぎる。どうやってこの箱が香典袋に入るっつーのよ。」
「だから大きな香典袋を新たに作るのよ。」
「却下。」

巨大な香典袋。せんべいのBIGサイズのような。きっと遺族は巨大な香典袋を見て一体何が入っているのかをいぶかしがるでしょう。受付の人が気になって衝動的に開けてしまうかもしれません。そういう状況は避けたいものです。

それに外側から全く中身がわからないというのは、差し出す側にとっても不安です。肝心の和ろうそくが気づかれず、灯すのを忘れちゃうかもしれませんからね。いちいち「中身は和ろうそくが入ってますから。」と宣言しなくちゃいけないってのも、悲しみの場にそぐわない感じ。

つまりお供えする側としては、和ろうそくを一緒にお供えしてるんですよ、という無言のメッセージが明らかに表面に表れなければならないわけです。受け取る側もひと目で「あっ、和ろうそくが供えられている。」とわかるのがベスト。

ということは、やっぱり箱とご香典を外でくっつける必要があります。

「切り込みがだめなら、新たに紙を上から包んで…。」
「やだ。面倒臭い。」

数個作って疲れるようなパッケージは先が思いやられます。包装というのは過剰にならないこともコスト面から言って大切ですから、あまりに手の込んだやり方もだめ。

箱と御香典の合体作戦。簡単かつシンプルにくっつけるには?

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和ろうそくを灯す時 その9

2009-06-02 23:13:03 | 和ろうそくを灯す時
和ろうそくの箱がやっと出来たのはいいものの、その用途はどうやら単なるギフト用になりそうです。

「これじゃお線香を箱入りで売っているのと変わらんね。」
「……ま、そうですね。」

ギフト用はギフト用として使えるからいいとして、なんだか当初の狙いとは外れてしまった感じがします。でも一体どこが外れてしまったのか。

言われる通り、ギフトとして贈れば、貰った側はスムーズにつけるかもしれません。でも、やっぱりタンスのこやしになってしまうでしょう。なぜって「高そうだし、もったいないから灯せない。」という感覚は変わらないからです。

私は和ろうそくを灯して貰うために販売しているのであって、飾り物を販売しているのではありません。和ろうそくは灯されるために作られてるんです。

だったら、どうやったら和ろうそくを灯してもらえるのか?

またもや振り出しに戻りました。やっぱり死者へのお供え用として差し出すのが一番です。誰のために差し出しているのかをはっきりさせておけば、法要は繰り返し来ますから、その時に灯される確率も高くなるでしょう。

御香典を差し出す時に、和ろうそくも一緒に出せるようなパッケージをもう一度考えなくちゃ。

「簡単やん!御香典と一緒にくっつけて出せば?」
「どうやって?」
「箱を包装紙で包んで、切り込みを入れて、そこに御香典を挟めば出来上がりやん。」

なるほど。智恵のある人は頭が回るもんです。私は言われる通り、まず箱を仏事用の包装紙に包んでナナメに切り込みをいれることにしました。そこんとこに香典袋を入れられるようにします。

そうこうするうちに、知り合いの弓道関係者が亡くなり、お通夜がやってきました。いよいよ箱入りお供え用の出番です。

幸い第一号として算段のM子さんが使ってくれることになりました。御霊前と書いた香典袋を差し込むM子さん。じっと見守る私。差し込んだ後、すぐにビリビリと紙が裂ける音がしました。

「げっ!」

香典袋にお札を入れると多少厚みが増した上に、袋が落ちないように思いっきり差し込んだせいで、包装紙の切り込み部分が裂けてしまったのです。

お通夜の会場を目の前にして、裂けた包装紙と香典袋を手に、M子さんと私は、しばし固まってしまいました。

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和ろうそくを灯す時 その8

2009-06-01 21:07:29 | 和ろうそくを灯す時
ずっと袋入りで和ろうそくを販売してきた私ですが、ついに箱が必要になりました。

和ろうそくを、ちょっと畏まって先方にお渡しする時に、パリパリと音のするPP袋を無造作にバッグから取り出すよりは、上の画像のように、箱入りにした方がちっとはサマになるというものです。

外箱は眞櫨きゃんどると同じ色の和紙を貼り、中箱は櫨蝋のうぐいす色を際だたせるためにえんじ色を選びました。和ろうそくを固定させる蛇腹の中敷きを考案したのは弓道のT先生です。感謝感謝。意外なところで智恵が出てくるもんです。

この箱なら、和ろうそくを1本ずつ丁寧に使ってもらえるでしょう。

これで立派な贈り物用の和ろうそくが出来上がりました。

「これでお供え用に持って行けるのができたよ。」
「うん…。でも、やっぱりこれ、持って行きたくない。」
「なんで!?これを包装して、のしを貼って名前書けば使えるじゃん!」
「使えるけど、香典も一緒に差し出す時はどうする?香典とろうそくがバラバラになったらいかん。」

……このろうそくの箱と一緒に御香典も一緒に差し出す?

確かにろうそくだけだったら、この箱でも良いけれど、御香典も一緒に差し出すのだったら、少々厄介です。他の人の御香典と一緒くたに盆に入れられるから、名前を書いておかないとバラバラになります。かといって二つも名前書くってのはくどい感じだし…。

どうやって、この箱と御香典の袋を合体させる?

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