南の島の土着民風自由人

自分の生活、計画し実行してきましたが、病気や人間関係など思いがけない障害に遭遇しました。

(^_-)-☆プアサ(断食)

2010-08-12 21:24:21 | 習慣

ムスレム最大イベント、ラマダン月間、今日から、プアサ(断食月)です。日の出から日没まで約、12時間(日本は何時間でしょうか)飲まず食わず、欲望の一切はこれを絶つ、というイスラムの教えです。病人、女性や15歳以下の子供は対象外ですが、殆どの女性や子供も断食をします。中には、いい加減な人もいて、参加しない人もいます。参加しても、毎日ではない人もいます。イスラムではない日本人やクリスチャンなどは、どうするかというと、別に気を使う必要はないのです。普段と同じように飲食をすればいいのです。彼らは、彼らの習慣ですから、物心がついたころからの習慣ですから、他の宗教に人のことは気にしていないのが一般的です。プアサに参加する、しない、ということで、人の見方を変えることはありません。

 

開始と開けの時間は各報道機関で報じられます。場所によって違います。東の方からしだいに西へ移動します。大きな都市とその周辺という言い方で何時と示されます。赤道付近にいる人は12時間前後と分かりやすいが、北極、南極に近い地方の人たちはどうするのでしょうか。いつも、この時期になって、このことを考えると眠れなくなります。イスラムの皆さんに聞いても明確な返事をしてくれません。

 

朝は、断食が始まる前に起きて沐浴し、お祈りをして食事を取ります。早起き会のような催しがあって、火の用心の夜回りのような、人々起こしの朝回り、とでもいうのでしょうか。サフール、サフール(sahur)と言いながら、起こして回る習慣があります。

 

夕方18:00頃がその日の断食明けになりますから、その前に夕食の準備をします。レストランその他の食事処では注文を取っておき、調理をし、時間前に各テーブルの上に運ばれてきます。お客さんはそのまま、食事を眺めて明けの時間を待ちます。知らせと同時に一斉にがっつきます。この風景は壮観です。各家庭でも、そうします。家庭ではお客さんを招いて、明けの食事をする習慣もあります。この時期、招き、招かれ、や会社のグループ毎に集まって食事会をする機会も多くなります。日本人が声をかけられたら、一度は、そういう夕食会に参加した方がいいと思います。皆さんの目当ては、スポンサーになってもらいたいからです。

 

カラオケは営業時間が短くなります。夜の禁欲時間ではないから別に問題ないと思うのですが、原理主義に近い宗派はこの時期、特に、厳格さを求めます。ブロックMのレストランやカラオケの何件かは、この期間中、彼らに踏み込まれ、店のものを持ち去られたり、壊されたりする犠牲者になってしまいます。裏金を払っていない店が犠牲になると聞いています。その時、いた、お客さんは大迷惑ですが、運が悪かったと思うしかありません。必ず、毎年、二三軒は犠牲になります。

ホテル等以外は酒類も原則禁止になります。スーパーマーケットはアルコール類の販売を自粛するようです。ビールくらいは置いてあるかな。

ホテルや足裏だけ以外のマッサージも健康、不健康に係わらず、営業を自粛させられる店が多い、というより、踏み込まれたくないから、閉店にしてしまうのです。

 

日本人にとって、この時期多少不自由になりますが、そう、大きな問題ではないでしょう。協力したらいいと思います。

 

ゴルフの日本人は勿論、プアサ期間中でも、がぶがぶ水を飲まなければ参ってしまいます。キャディはどうかというと、色々です。本人の考え次第です。このことでキャディに気を使う必要はありません。いつも通りです。

 

この期間中、太ってしまう人の方が多い。寝る前に何時間も食事をするのです。いつもより栄養があるものを大量に食べるのです。何の修行にもなっていないと思いますが、アッラーさんがそうしなさいと言ったことですから、それに従って、一体感を高めるということでしょう。

高速道路の様子、チカランバラットへ出る車が左の渋滞、カラワン方面からジャカルタ方面に向かう車が右の渋滞。私はその真ん中を時速100kmで通過している。毎夕方の風景である。

お菓子、ガムやあめの移動販売バイク。近くの公園へ行くのでしょう。

お祭り  禁欲  普通

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