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南の島の土着民風自由人

自分の生活、計画し実行してきましたが、病気や人間関係など思いがけない障害に遭遇しました。

(^_-)-☆今頃、何のため

2012-07-19 22:00:48 | 複雑

 1281 とにかく、今頃になって進出ということは、積極的ではなく、売り先が出て行ってしまうのでとか、切羽詰まってとか生き残りをかけてという状態に近いと思う。それは、自分のため、自社のためであって、十何年以上前に進出した会社の進出目的、その国に広い意味で社会貢献をする、技術の向上の手伝いをする。という目的はほとんどゼロである。気持ち的にも資金的にも余裕が無い企業ばかりだと思う。
そして、それを迎えるインドネシアの状況も甘くない。工場が出来て、仕事を始める、その前に、インドネシア人のリーダー的役割を果たせる人材を獲得しておかなければならない。依頼をする日系エージャエントは本当に頼りない、と、言われていることを知らない、知っても、日系エージェントに頼るしかない。だから、難しい。

先ほど、ヤント君に会ってきた。静岡のこれからインドネシアへ進出しようと計画している会社から就職の内定をもらったとか。9月に入ったら、会社は調査に向かうそうだ。彼は、日本採用で、いつになるかわからないが、インドネシアへ日本から派遣するという条件だそうだが、来年四月からの就職だから、インドネシアへ出向は早くても一年近く先でしょう。どういうことを期待して彼を雇ったか知らないが、何をさせるにしても、大きな期待を彼にしたら、期待はずれになるでしょう。彼は優秀な人間だから、専門の国際関係法には詳しいかもしれないが、10年近くインドネシアに済んだことが無いのだから、現在のインドネシア事情を全く知らない。インドネシア人の知人は少ないのだから、人材集めのようなこともできない。できるのは通訳だけである。会社も慌てて内定を出してしまったものだと思う。後悔すると思う。スタート時や近未来に役に立つ人材だとは思えない。

とにかく、適正人材獲得は非常に難しい時です。その上、もう一つ、進出をする会社にとって人材集めにネックがある。工場の立地がジャカルタから。ブカシ辺りからも遠いことです。リッポチカラン、ジャバベカまではそう遠くないがデルタマス以遠、カラワン、スルヤチプタ、もっと遠い、インドタイセイ、チカンペックになれば、通勤時間のことや渋滞のことを考えてインドネシア人は敬遠をする。以前には勤務地などは問題にならなかったが、人材不足の今、遠い勤務地は敬遠される。よっぽど、魅力ある待遇、たとえば、車の至急、住宅の至急、それらが無ければ、それに見合う高額給料をちらつかせなければ、見むきをされないでしょう。

暮らしに溶け込むことに成功した例としてヤクルトがある。イスラム教徒は、間もなく断食(ラマダン)に入る。日の出から日没まで、飲まず食わずの試練月間になるのです。日没と同時に一斉に食べ始める、飲み始める。“その空っぽの胃の中に先ず、ヤクルトを入れて、胃や腸のコンディションを整えましょう”というキャッチコピーを大々的にコマーシャルで流した。その時期の前から、スーパーにはヤクルトの山を築いた。そのコピーがインドネシア人にしみ込んだ、がっつく前にヤクルトを飲むことはインドネシア人の常識になった。今やヤクルトはポカリスエットとともに国民的飲み物である・宣伝の必要は無い。

 今頃、何のため? と、話はそれて、スマトラ島の西の島、ニアス島の何百年以上前からの常識は、山の中の高い場所に頑丈な家を建て住む、地震が起きたら、自分の家へ直ぐに戻れ。というのが、言い伝えられている。海の傍に住むなと言っている。
例の跳び箱のような石積みの上を飛び越す行事があるである。その家の頑丈なこと、見事に山の中にが点在している、途中の道も石畳になっていて崩れそうにない。とにかく、大木や大石がふんだんに使われている。2005年の大震災、大津波の時に、何事もなかったようにびくともしなかった。
 http://space.geocities.jp/enplaindonesia/newpage01.html
http://nanbuindonesia.web.fc2.com/page006.html

移住をしてきた人達、移住を進めた人たちや政府は大昔から原住民が守って来た常識を無視して、住みやすい海岸地帯に住みついたのです。2004年、アチェを襲った大震災、大津波の直後に発生した余震と言ってもいい大震災で大被害を出したのです。住むなと言われていた場所に住みついたからです。その人たちに地震が来たら直ぐ高いところに逃げろというのは、変な話だと思う。
静岡駅ビルの中のインドネシア料理レストランのメニュー。南口の様子の一部。
インタビュー ミーティング ブリーフィング

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