今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

CALPISバター~スコーンまで

2014年11月16日 | 素材
最近、数年間念願だったカルピスバターを勇気を出して手に入れた。

まず、一口そのまま食べたり、パンに塗ったりしてみたが、乳脂肪分が相当濃いという印象と共に、それでいてややマイルドな味だなという印象だった。
有塩にしたが、塩分も他のに比べて少なめな気がした。

付属していた、色々なシェフのコメントが書かれた説明書を読んでみたが、一向にそのレベルまで達していないし、そこまで使っていないのでよく分からん。

じゃあ、実際に試してみよう。
パンには塗り終わったので、ゴハンだ。

バターご飯・・・合わね~、あの安っちい味だから合うんだって事が解った。

次にドライフルーツを炒めてみる。

フムフム、まだ足りないけれど、言わんとしているところはうっすら見えた様な・・・。
やはりもう少し塩分が欲しいか(この有塩だけでは駄目ということなのか)。
?火が通り易い?

次はそのドライフルーツを使って、

レーズンバターを作ってみる。レーズンバターがあまり好きではないので、他のドライフルーツ入りのバターも作ってみる。先ずレーズンバターを先に作って、その余ったモノに他のドライフルーツを混ぜてMIXする。
これで普通のと2種類。↓

他のドライフルーツバターの方が美味しいかも?

次に、焼きリンゴ。↓

焼きリンゴは嫌いなので、大体1個全部食べれない(飽きねーか?)し、シナモンが刺激が強過ぎて駄目なのでシナモンはパス。一応グラニュー糖は喫茶店で使わなかったのがあったので、それを使い、1個は食べれないので、ハーフサイズでくり抜いた所に砂糖とカルピスバターを入れ、ホイルをかぶせてオーブンで20分。

美味いじゃないか!!、焼きリンゴってこんな美味しかったの?
「紅玉」で試せば良かったかな~。
リンゴって酸味が強いからあまり好きじゃなかったけれど、スーパーに行くと色んな種類があるのな。

次にサツマイモ

う~ん、サツマイモとぶつかるというか、サツマイモはそのままで食った方が美味いな。
素材好きな俺としては。
今回このバターの特性を知る為の実験調査なので「スイートポテト」を作るまでもないだろう、大体、味は想像出来るし。

一応、じゃがバタも

ウ、ウマイ・・・1ランク以上も今まで食べていたモノよりUPする、乳脂肪分が生きてくるという感じだ。あまりコレに慣れない様にしないと生活の水準を落とせなくなる、
これからの日本はそんなに贅沢出来なくなる訳だし。


バターライス。
う~ん、なんか油っポイ。


ただの炒めたバターパスタ、これもなんか油っポイ。

仕方ないから、

ケチャップを入れて、ナポリタンに、ウ、ウマイ、過去こんなに美味しいナポリタンは食べた事がないかも。
因みに日本の洋食に付いてくるようなナポリタンの場合、カリッとしたパスタに仕上げたいのでケチャップはあまり入れないで(=同時に酸味を押さえられる)、フライパンであおる事で表面だけを超カリッとさせる方式を今回採用。(シットリ系と両方作り分けられるんだぜ)
、どーも、バターご飯から見てきて、味の付いていない単品食材よりも(ジャガイモはエグミという酸味に近いものがある)、今回のナポリタンの様に何か味が付いたものを1~2ランクPさせるには最適なバター(=素材)ではないかな?と思った。(腕が悪いのかもしれんが、ま、バター+醤油+ご飯で誰が作ってもそんなに変るモノでもないだろう)

そして、

サッ○ロ一番「みそラーメン」(もやし乗せ)に乗せてみる。本当は「塩派」なのだが味噌バターに実験の為、うん、合う、0.5段階ぐらいUPする、ちょっと贅沢な気分に。
最後にスープに米飯を入れてみたが、あまり合わない、やはり米とは合わないのかなあ?

☆香りがバター特有の香りが上品過ぎる分、他の香りが付いてしまうのが取り扱い注意なのかな?と思った。

蒸した緑黄色野菜にも乗せてみる。

ニンジン好きとしては、美味かったー。
あとピーマンの肉厚のモノにも合う。(ピーマンとバターは合うんだ)
カブの蒸したモノには合わなかった。

そして最後に、

2年半ぶりぐらいにスコーンを作ってみた。(卵不使用だぜ。)
久しぶりだったので、イギリス人よりも10分だけ多く時間がかかってしまったのと(いつもなら30分で洗い物と片付けまで終るのに)、バターの油が手で普通より溶け易い事と、乳製品特有の香りが上品過ぎて?うっすらとしている分、粒状にしている時の香りで判断するタイミングが測りヅラカッた、出来上がりは脂肪分が多いわりに、サクッと軽い仕上がりになって焼き易かった。脂肪分が多いからかうちのオーブンでは多少温度を下げても良かったのかな?と(もう少し指の腹での粉とバターの一体感をよく覚えておけば良かった)。
でも腹割れ(オオカミの口)して、一応、形になったかな。

☆いつもと同じ温度、同じ時間作ろうとしたが、やや底が焦げ始めたので、やや短時間で取り出す。(やはり、上記ドライフルーツを炒めた時に感じたように火の通りが良過ぎるので注意か?)
☆冷めてから風味が落ち着くとやんわりと上品なバターの香りがする。
☆更に数日後(自宅で作ると結構な量が作れるから余る。)3~4日すると、水分が蒸発して、バターの香りだけが強く残るのか?、粉の粒子に染み込んで完全にMIXされるのか、落ち着いて、バターの香りが時間を置いた方が立つという感じだ。

☆料理で使う時は、いつも家庭で使っているバターよりも気持ちちょっと足りないぐらいで使うと脂肪分がくどくないかも。
慣れればかなり使い易いんじゃないか?
まあ、大体特徴の切れ端は掴んだかな?。

自分的には

エシレも結構好きで、これは昔、ちょっとだけ贅沢したい時に買っていたから(小ぶりだから買えるんだよね)、これはこれで、発酵バターだからカラーが又違うなと。