今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

こんなに違うんだ?チーズだけを挟んだサンドイッチ。

2018年01月07日 | 素材
イギリス料理に憧れて料理を始めたので、当然行き着く先はチーズを挟んだだけのサンドイッチ(←知らず知らずのうちに影響を受けていたのか同じ事をしていた事に後で知って驚いた)とかに向かうのだが(もしくは日本人なので米の飯)。

1回(多少)高級な美味しいパンで挟んで、いつものチーズをみたらどう違うのかな?
(時間がなかったので折り曲げただけで「挟んだ」って言わないけれど)

そんな変わらねーだろう?とタカをくくっていたら、これが全然違うんだ。全く違う、モチモチ感というか、まるでよく生地を寝かせたパンケーキと、ステーキの中間を食べているような・・・そんな感覚だった。

ウワッ!!、こんな違うんだー?!!
(まあ、毎日の事だから普通に日常的にスーパーで売っているパンしか買えないけれどね、こういう「やや」高級なパンはごくたま~にだけれど)

正直、驚いた!!

こんな美味しいものなら、よく噛むし、芸能人とかが美味しい物を食べ過ぎてあまり量を食べない意味が解った気がした(そのうちに胃が小さくなってしまうのだろうな)。

冬場はチーズが悪くなりヅライから(暖房で悪くなる可能性も否定出来ないが)ポケットに入れて持ち歩き易い(そういう時はきちんとパンを切って挟みタッパに入れるか、ラップで包む)。
ヘタに外食してしまうより、小腹を満たした方が良いかなって(人前ではやらないけれど、別に1人ならいいんじゃね?って)。




七草粥と『背景』・そして『教育』と『伝承』。

2018年01月07日 | グルメ
七草粥、あと150年か200年もしたら、この文化は忘れ去られ、無くなってしまうかも知れないけれど、
だからこそ勉強しておこうと思う。

今回セットで安くなって売っていたので分量がビミョーだけれど・・・
(最初の値段、高過ぎ、スーパーでデパートと同じ値段とかありえないわ、雑草なのに、ビビッたわ、田舎に行くと、そこら中に生えているから)

七草とは・・・
左から①はこべら②ごぎょう③すずしろ④せり⑤すずな⑥なずな⑦ほとけのざ(だと思う

これはスーパーのキレイにしてくれた状態で売られているモノだが、そこら辺に生えているものを引っこ抜いてきた場合は1度洗う。

お湯を沸かし塩を1つまみ入れて

すずしろ(大根の様な)、すずな(カブの様な)の根菜類を先に入れ

少ししてから葉モノ・茎モノを投入

サッと茹でたらザルにとって

※こういうお湯で茹でた野菜は余熱で火が入らない様に色止め(この後お粥にするから結局火を入れるが「おしたし」とかだったら)と、アクを完全に抜く為に流水でさらす。

根っこは要らないので切る

(根っこは朝鮮人参みたいで栄養がありそうで)勿体無いようだけれど、食べられない事も無いけれど、根はゴリゴリするらしいので。

それにしても「なずな」(少し長い?葉もやや違うし)と「ほとけのざ」は解りにくいな・・・

「すずしろ(大根のような)」・「すすな(カブのような)」の先端も切る。

全部細かく刻む(下手だ)すすしろ、すずなはイチョウ切りや薄切りの切り方もある・・・というかその方が火が通り易い気もするそうすれば良かった

既定だと米を2合

水で洗って、冷たてー(あと荒いものを1個でも減らす為に茹でた後のザルとボウルをそのまま使ったが狭い><)。

お粥なので浸水しないで直ぐに鍋に移して(敢えて土鍋は無い!!)、水7カップ(7カップだと少し現代的に硬めに炊けるので、7カップ半~8カップだと江戸時代みたいに食べ物が無い時代に水分でふやかして増やした様になるだろう・・・因みに「中国粥」などは「日本粥」より水分が多いらしい)

火を点けて

1回沸騰させ、木ベラで1回だけ底全体をかき回し(張り付いて焦げない為、この時点で結構張り付いているから驚くハズだ)。

弱火にして

蓋をホンのちょっとだけズラして30分~40分(自分は35分にした、これ以上は底が焦げそうで・・・現代は時計があるから便利だけれど、昔はやはり水を増やしてかき回しながら様子を見ていたのでは?って気がしないでもない・・・あとは勘か・・・日々作っていると焼き鳥とかもソロソロ火が通ったなとか、レバーとかもお客様に運ばれて口にする瞬間にベストの状態に持っていける様に=勿論火は通っている範囲で運んでもらうのだが=熱加減をもっていけるものな・・・神経を極限まで使うけれど・・・なのに寿司より下に見られる発言をされたり凄く悔しい・・・「B級の中で1番だよ」とか言われたり”B級とかA級ってなんだよ?って・・・それで生計を立てているんだぜ?って”・・・夏場とか熱くて結構大変なんだぜ?、営業時間内で作業着の汗が真っ白に塩化する、でも不思議と又、焼きたくなるんだな、これが、・・・1度身に付けた技術って)

で、なんだっけ?、あ、そうそう、炊けたら塩を薄味で加える(好みで醤油も、醤油を入れた方が美味しいけれど、やはり全体をその味にしてしまうとツライ、個人の好みもあるので、イギリス料理の様に自分で後から塩や醤油を加えて本人の好みの嗜好にしても)。

きざんでおいた七草を加えて

そのままひと煮立ちさせ熱を入れ七草がシンナリしたら出来上がり(意外にすすな・すずしろが熱が入りにくいので最初の時点でこの根菜類はやはり『薄切り』にするか、よく火を通しておいても)(だから30分で5分~8分弱火で煮れば丁度良かったんだな・・・)火を切って完成。

味見(作りたてが美味しいと言われるが、やや猫舌なのと、別に翌日冷めて冷や飯状態でも=レンジでチンしても良いのだろうが敢えて冷や飯で食べた=米の旨味と甘味がダイレクトに味わえて、そして米だから腹持ちが良いのに重くももれなくて、凄く色々な意味で良かった、中国人や東南アジアの人々が朝、お粥を食べる意味が理解出来るというか

やっぱり流石に少し薄過ぎた。笑(まあ好みで

なんとか、かんとか、完成!!

うん、やはり醤油が合うような気がする(麺ツユのタレ的なダシ醤油の人も居るのかな?)。

(醤油の)発酵で深みが出て奥行きが出て拡がるような。

 七草粥は平安時代から続く文化で(←こりゃ100年・200年じゃ廃れないかな、そんな気がして少し安心出来る)、江戸時代になって幕府が設定した公的な日・又は祝日と定めた五節句でもある。
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人日(じんじつ/1月7日/七草)・上巳(じょうし又はじょうみ/3月3日/桃と雛祭り)・端午(たんご/5月5日/菖蒲=ショウブ)・七夕(しちせき・・・たなばたじゃねーの???/7月7日/七夕)・重陽(ちょうよう/9月9日/菊)
の中の、
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人日の1月7日に「霊辰(れいしん)・元七(がんしち)・人勝節という別の呼び名も」に
食す文化が民にも定着したという一年の無病息災を願った行事で、正月に豪華な酒席で飲み食いして疲れた胃腸を休ませる為に食す意味があるという。

・きざむ(包丁の背で叩く)時に「七草なずな、唐土の鳥が、日本の国に渡らぬ先に、ストトントン」と歌う。

・「七草粥」は新年を表す季語でもある。

・現代ではダシの素や炊飯器で炊く人もいるw

・場所や地域によっては餅を入れたり(餅は美味そうだな・・・)、七草ではないゴボウ・ニンジン・油揚げ・ずいき・コンニャクを入れたり、汁モノにする様々なバージョンがある。

このブログのカテゴリー分けで迷っていてふと思った事がグルメとはその料理の成り立ちや文化・背景を学び未来に伝承する事だと思う。
『決っして』A級・B級とか『等級』で区別・判断・評価をする事じゃぁ 無い。