エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ペルーの指人形が届いた!

2010年02月04日 | 日記
昨日「謎のペルー人」から指人形が届いた。
メッセージとして「今年は寅年だから、タイガーを20個入れときました」との事であった。

なるほど、今年は寅年である。

20種類、200個が梱包されていた。
ペルーの梱包は面白い。



布の袋に入っているのである。
その布に宛先が書かれていて、切手も貼ってあった。
その切手の上に、セロテープが貼ってあり剥がれおちないようになっていた。



布の上に貼ってある切手だ。
縫い目を丁寧に切って、指人形を取り出した。

謎のペルー人が一つ一つ目を通したのだろうか、種類ごとに輪ゴムで括(くく)ってあった。



トラである。
これで10個ひとまとめ。
グリーンの目が少し怖いではないか!

これがペルー人の色彩感覚であろうと理解するのである。



インカの少女。
暖かそうな帽子を被っている。
やはり眼が特徴的である。



キリンである。
前回のキリンはスリムだったけれど、今回はすこしばかり太り気味のキリンである。

でも可愛いではないか!



あほう鳥のようである。
色彩の面白さである。

この指人形は全て手作りである。
ぼくたちは「フェア・トレード」団体から購入している。
正当な価格で購入しているのである。

子供たちの情操教育と言う事で謎のペルー人にお願いしているのである。
喜ばれているのである。




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                荒野人

蘭亭…曲水の宴

2010年02月04日 | 旅行
三回目になる。
書の故郷「蘭亭」についてである。

「曲水の宴」について触れたい。



王義之の書が刻まれている碑である。
拓本も売られていたけれど、かつての価格を知っているぼくは、買おうという気にならないのである。

353年(永和9年)3月3日に、名士41人を別荘に招いて、蘭亭に会して曲水の宴が開かれ、その時に作られた詩集の序文の草稿が蘭亭序である。
王羲之はこれを書いたときに酔っており、後に何度も清書をしようと試みたが、草稿以上の出来栄えにならなかったと言い伝えられている。

蘭亭序とは「率意」の書である。
28行324字。

日本の句会で「発句」というのと同じである。



二行目に蘭亭序の文字が読める。

曲水の宴は、日本でも盛んであった。
現在でもその名残が見える。



東北地方の平泉・毛越寺の庭である。

曲水の宴は、水の流れのある庭園などでその流れのふちに出席者が座り、流れてくる杯が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読み、出来なければ罰として盃の酒を飲むという行事である。

優雅であるけれど、才能と機智、加えて博識であるかどうか能力が試される宴ではある。





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