goo blog サービス終了のお知らせ 

エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水郷を行く・・・水と暮らし、遊ぶ

2010年02月13日 | 旅行
水郷の風景を何回か紹介したけれど、古さが新しさになっている佇まいはやはり堅牢な三次元の物体と四次元の概念が不可欠であると実感するのである。

曰く、石畳・・・。
曰く、木造の堅牢な家々・・・。
曰く、人々の生活環境への揺るぎない慈しみ・・・。
曰く、邑(むら)の人間関係の堅牢性・・・。
曰く、古い物が貴重だとする価値観の堅牢さ・・・。



生活感が横溢(おういつ)している。
櫓(ろ)をこぐお父さんが、なんとなく覗いている雰囲気があって好きな一枚である。
使い込んだ櫓と、船体。

船体が黒光りしている。



高床で川面(かわも)に張り出している屋根の下である。
川面を渡る微風が夏も涼しいのだ。



漆喰(しっくい)の白が川面に映える。
屋根瓦の黒とのコントラストが川面に映えて美しい。
壁の板がくすんでいて風雨に耐えるのである。

この板塀はおそらく、火で炙(あぶ)り軽く削っている。
そうすることで、板が強くなり虫食いにも強くなるのである。
かつて日本だってそうした板塀が街中にあったものだ。



観光客であろう、若い女性の嬌声が川面を渡って行った。



間もなく、あの舟がこの船着場に到着する。
水郷の水と遊ぶのは楽しいのである。






にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                  荒野人