エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

魯迅について

2010年02月07日 | 旅行
55歳で夭折(ようせつ)した稀代の作家であり思想家でもある、魯迅について触れたい。



魯迅である。
ぼくは中国の紹興にある魯迅記念館に出かけた事がある。



魯迅(ろじん、1881年9月25日 - 1936年10月19日)は中国の小説家、翻訳家、思想家である。
本名は周樹人(ピンイン:Zhōu Shùrén)で、字は豫才である。
ペンネームの魯は母親の姓だ。
浙江省紹興市出身。
代表作に「阿Q正伝」「狂人日記」「吶喊」などがある。

ぼくの好きな小説家である。



魯迅記念館の入口である。
中に入ると、魯迅の生きた時代の街並みがテーマパークとして整備されている。



記念館の広大な敷地内には運河が通っている。



このように、大きな規模のテーマパークの主となっている魯迅の偉大さが分かるのである。
壁に大書されている言葉を紹介しよう。



魯迅は民族の脊梁(せきりょう)である!というのである。
背骨であるというのだ。

最大級の賛辞である。

かの国で、世代を超えて高い評価を得るのは大変困難である。
歴史評価の境目では、多くの偉人が否定され不幸な生涯を閉じている。

文化大革命で失脚し、その後不死鳥のように復活した小平は例外的人物である。

かの国ではおそらく、毛沢東と並ぶ評価であろうと思う。



舟がもやってあった。
テーマ・パーク内を遊覧するのだろう。



魯迅の生きた時代の生活の匂いである。
当時の台所である。

今度は、阿Q正伝の紹介をしたいと思っている。





にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                    荒野人