今日は小春日和であった。
日向の暖かさは、この時期としては比類なきものであった。
小春日や雲流るるを風で知る 野 人
天気に誘われて、人々は表に出るのである。

我が家の鉢植えのジャコバサボテンは、見事に咲いてくれた。
蕊の長さが特徴的である。
だがしかし、サボテンの花は花弁の色と言い美しい。

何時もの散歩道の枯葉たちである。
これは桜モミジ。

いてふである。

蹴散らせど蹴散らせどなを降る落ち葉 野 人

池の鴨の数が増えてきた。
行くたびに羽数が増えているのである。

どこぞやのコハクチョウと違う。
安心して渡って来ていると観測できるのである。

昼の月が鮮やかに中空にかかっている。
昼の月桜もみじに隠れたり 野 人

写真では銀杏の葉であるけれど、実際には桜モミジの向こうからの方が鮮やかだった。

散る葉もあれば頑張って枝に着いている葉もある。
健気に季節を感じているのである。

銀杏の落ち葉は、分厚く降り積もっている。
見上げても足元見てもいてふ色 野 人
まるで温かい寝床のように降り積もっているのである。
いつもいく公園では、虫たちの棲家がある。
そこにはススキが風に揺れている。
ススキも枯れると冬の季語となるのである。

枯れ尾花である。
穂先が、真綿のように風に舞っている景色は、良いものである。
枯尾花絮に変わりて空に舞う 野 人
絮(わた)である。
これが春先だと、柳の種子が絮になって舞う。
向こう側の赤い実は、先日紹介した「イイギリ」である。
実に、風情のある景色である。
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荒野人
日向の暖かさは、この時期としては比類なきものであった。
小春日や雲流るるを風で知る 野 人
天気に誘われて、人々は表に出るのである。

我が家の鉢植えのジャコバサボテンは、見事に咲いてくれた。
蕊の長さが特徴的である。
だがしかし、サボテンの花は花弁の色と言い美しい。

何時もの散歩道の枯葉たちである。
これは桜モミジ。

いてふである。

蹴散らせど蹴散らせどなを降る落ち葉 野 人

池の鴨の数が増えてきた。
行くたびに羽数が増えているのである。

どこぞやのコハクチョウと違う。
安心して渡って来ていると観測できるのである。

昼の月が鮮やかに中空にかかっている。
昼の月桜もみじに隠れたり 野 人

写真では銀杏の葉であるけれど、実際には桜モミジの向こうからの方が鮮やかだった。

散る葉もあれば頑張って枝に着いている葉もある。
健気に季節を感じているのである。

銀杏の落ち葉は、分厚く降り積もっている。
見上げても足元見てもいてふ色 野 人
まるで温かい寝床のように降り積もっているのである。
いつもいく公園では、虫たちの棲家がある。
そこにはススキが風に揺れている。
ススキも枯れると冬の季語となるのである。

枯れ尾花である。
穂先が、真綿のように風に舞っている景色は、良いものである。
枯尾花絮に変わりて空に舞う 野 人
絮(わた)である。
これが春先だと、柳の種子が絮になって舞う。
向こう側の赤い実は、先日紹介した「イイギリ」である。
実に、風情のある景色である。

荒野人