湯ノ湖は堰止湖である。
ダム湖では無い。
従って、例えば奥多摩湖の様なよそよそしさは無く、静謐であり自然に溶け込んだ佇まいを見せているのである。
辿りつくまでの関所。
一つは、佐野ラーメンである。

大盛りを注文すれば、海苔に佐野ラーメンと書いてある。
しっかりとした海苔である。

普通盛りだと、この海苔。
差別化がしっかりしている・・・けれど、この差別化は頂けないではないか!
関所のその2。

戦場ヶ原だ。
戦場ヶ原を貫く道路は、ロマンチック街道である。

この道路を何処までも進めば日光の奥座敷に辿り着くのである。

ドライブとしては最高に楽しい。
雲も林も、いまだ全てが枯れている。

春はまだ浅い。
だがしかし、林の向こうに湖面が見え始める。

霞み刷く山肌滑る湖の朝 野人
雲乱れ深山の朝の水温し 野人

静謐を字で書いたような湖である。

この湯ノ湖は四季折々に美しいのである。
四季を踏破したことはないけれど「四季折々に美しい」と確信させる。

ホテルの部屋から望む湯の湖だけれど、木々が邪魔をして完全に見せない。
それが誠に慎ましやかに感じられるのは何故だろうか。
今夜はここに投宿する、という心のゆとりだろうか。
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荒 野人
ダム湖では無い。
従って、例えば奥多摩湖の様なよそよそしさは無く、静謐であり自然に溶け込んだ佇まいを見せているのである。
辿りつくまでの関所。
一つは、佐野ラーメンである。

大盛りを注文すれば、海苔に佐野ラーメンと書いてある。
しっかりとした海苔である。

普通盛りだと、この海苔。
差別化がしっかりしている・・・けれど、この差別化は頂けないではないか!
関所のその2。

戦場ヶ原だ。
戦場ヶ原を貫く道路は、ロマンチック街道である。

この道路を何処までも進めば日光の奥座敷に辿り着くのである。

ドライブとしては最高に楽しい。
雲も林も、いまだ全てが枯れている。

春はまだ浅い。
だがしかし、林の向こうに湖面が見え始める。

霞み刷く山肌滑る湖の朝 野人
雲乱れ深山の朝の水温し 野人

静謐を字で書いたような湖である。

この湯ノ湖は四季折々に美しいのである。
四季を踏破したことはないけれど「四季折々に美しい」と確信させる。

ホテルの部屋から望む湯の湖だけれど、木々が邪魔をして完全に見せない。
それが誠に慎ましやかに感じられるのは何故だろうか。
今夜はここに投宿する、という心のゆとりだろうか。

荒 野人