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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

湯滝という趣き

2012年05月27日 | ポエム
湯の湖から注ぎ落ちる湯滝は、まことに勇壮である。
滝坪から、マイナスイオンが雲の峰のように湧き上がっている。

気分爽快を地で行く態である。



然も有難い事に、注ぎ落ちる水量の如何を問わず「菩薩」がその真中に浮かびあがっているのである。



菩薩に見えるかどうかは、見る者の心の在処次第である。



少なくとも、ぼくには菩薩の姿に見えたのである。
この滝は、菩薩と一緒に愛でるのが良い。

愛すべき女性と共に・・・といった意味である。
湯滝は日光三大名滝に数えられる。

「華厳の滝」「龍頭の滝」そして「湯滝」である。

湯ノ湖の南端にある高さ70メートルの滝で、湯川をせき止めて湯ノ湖をつくった三岳-みつだけ-溶岩流の岩壁を湖水が流れ落ちているのである。
幅は最大で25メートルもある。

誠に勇壮で、かつ大きい。
その水量に圧倒される。

日光に出かけたら、行ってみたい名所である。
期待を裏切らない滝である。

この滝から流れ落ちた水は、戦場ヶ原を過ぎ、中禅寺湖に注ぎ込む。



川の流れは意趣に富んでいる。



ぼくの好きな佇まいである。
この流れに沿って、木道が渡されている。

そのも木道を歩くと良い。
季節季節の趣きが出迎えてくれるのである。



そして、後ろを振り返ると湯滝の豪壮な姿が見られるのである。






  落ち口の水の轟き夏嵐  野人


  滝壷や次から次の夏の夢  野人







この滝の大きさは、この写真で確認出来ると思うのである。



滝坪で釣りに戯れる釣り人である。
人と流れ落ちる滝の姿のコントラストである。



湯滝。
この前日、奥日光には雨が降った。
その所為で水量が多いのだろうと思った。



だがしかし、湯滝レスト・ハウスの方は、これからは男体山の雪解け水が落ちてくるので、もっと水量は多くなる。
と教えてくれた。

きっと今頃が見頃であって、観光シーズンの幕開けであろうと推測するのである。





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  荒 野人