半夏生

半夏生・・・ハンゲショウである。
勘違いして「半化粧」と記憶する向きもあるけれど、実は「半夏生」と書く。
でも、一般的には化粧でも間違いとは言わない・・・。

だがしかし、俳句嗜むのなら半夏生と覚えたい。



七十二候の1つ「半夏生」（はんげしょうず）から作られた暦日であって、かつては夏至から数えて11日目としていたのである。
現在では、天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。

毎年7月2日頃にあたる。







「さよならの言葉のみこむ半夏生」







この頃に降る雨を「半夏雨」（はんげあめ）と言い、大雨になることが多い。地域によっては「半夏水」（はんげみず）とも言う。



花言葉は・・・。
「内に秘めた情熱」「内気」である。



半夏生が、里山を彩る候になって来た。
優しさと、暖かさが綯い交ぜになって心を引かれるのである。

因みに、葉っぱは化粧するけれど、花は地味である。
雄蕊の様に突き出たのが花である。

今日の俳句は、かつての「ほとけ泥鰌」の仲間への句である。
素晴らしい句友であった。



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