エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

百日紅(さるすべり)

2014年07月02日 | ポエム
百日紅が咲き始めた。
例年だと、梅雨明けを基準に咲き始めるのだけれど・・・。

まっ・・・いいか!



咲き始めると、色が様々あって楽しませてくれる。
白から、グラデーションのように木毎に色の違いが際立つのである。
白・・・ピンク・・・赤へと移ろう色の変化が楽しいし、木を探して歩くのも愉快である。

今年は時間を見つけて、白から赤へと移ろう木ごとに写真を撮ってやろう!
などと、毎年思うのだけれど、なかなか時間が見つけられないのである。







「百日紅その場しのぎの嘘ばかり」







中村草田男の句が、人の口に膾炙(かいしゃ)される。
真夏のオマージュが漂う花卉である。



よしッ!
今年は梅雨明けを待って、百日紅だけを撮りに行こう。

楽しみが増えて来た。
誰を誘っていこうか?
それを想像するのも楽しいけれど、大概一人で出かけることになる。

気儘な撮影が出来るからである。



      荒 野人