エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

奄美便り9「土盛海岸」

2014年07月31日 | ポエム
奄美を代表する海岸である。
寄せる波、砕ける波、そして透明な波・・・そのオンパレードである。
地球の清浄さが沁み込んでくる海岸である。



水平線の彼方に、憂さを捨てる。
水平線の彼方から、夢が来るのだ。

波は、そのリフレィンを無意識のうちに重ねていく。



現にあって、ぼくは悠久に遊ぶ。
日差しもほどよいのだ。



土盛海岸(奄美大島)










「仕業見る億光年の夏の波」







この日は、曇天であったけれどこれほど奇麗な海岸である。
土盛海岸は,リーフで守られている。

珊瑚礁は海を鎮め、穏やかに肉体を包む。
リーフの白い波は、母の胎内の結界であるのだ。



浜の白砂は、類い稀である。
しかして、この海岸には「やどかり」が多く生息する。



やどかりが造ったばかりの「巣穴」である。
�惜き出した砂が、まだレアであることからそれが知れる。



この子の巣穴だった。



       荒 野人