エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

雲の峰

2014年07月29日 | ポエム
雲の峰・・・入道雲である。
学名、積乱雲。



実に見事な奴だ!
夏の暑さを象徴するのだが、豪雨の先ぶれになってしまった。
熱帯化する前は、夕立の先ぶれで眺めるのが楽しかったものだ。



この雲を峰と見立てた、先人の感性は脱帽するしかない。
良く見ているのだろう。

写生していると、確かに「雲の峰」だ。







「雲の峰むくむくおどろおどろしく」







この雲などは、おどろおどろしい。
邪まな思惑が感じ取れるではないか。



この雲は、世界全体を覆う。
小さきコスモスであるのだけれど・・・。

しかし、しばらく眺めていたのだが雲の形が変わった。



雲の峰が「ほぐれていく」のだった。



       荒 野人