エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

奄美便り7「ディゴの並木径」

2014年07月25日 | ポエム
やはり、カケロマ島である。



この枝の先は、見事なまでに海へと雪崩れている。
真紅の花は、きっと海に落ち込んでいく。

その様が、手に取るように分かるのだ。



防波堤の湾曲が美しい浜である。



その湾曲した防波堤を、取り込むようにディゴの巨木が囲んでいるのである。







「防波堤ディゴの枝先花一気」







このカケロマに渡るのには、フェリーを使う。
奄美大島の瀬戸内町古仁屋の港からである。



フェリーの名前もそのもズバリ「フェリーかけろま」である。



車を積み、上階の客室に入る。
海風が爽やかである。

大島海峡は、海があくまでも透明である。
その清明さが、風をも浄化するのだ。
この海峡には「グラスボート」が運航している。



       荒 野人