エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

葉裏の白さよ

2016年02月01日 | ポエム
このところ、寒さが続いている。
術後の経過は順調であるのだけれど、こう寒さが続くと・・・。

心臓が、疼く。
傷跡が、疼く。
心臓あたりが、ざわつくのである。

昨日は、寒さをおして歩きに出かけた。
耳が千切れるほどの寒さであった。



寒くても、歩かなければなるまい。
移植した冠動脈の三本。
そのうち、二本は例え100年いでも120年でも正常に活動する。

でも、後一本は足から移植した血管である。
その血管は、血糖値次第で10年しかもたないのだそうである。
運動不足が最大の敵。
勿論食事もまた、重要である。







「オリーブの葉裏かがやく冬うらら」







歩いていて、疲れると必ず休むカフェ。
寒くても、必ず外で珈琲をいただく。

そのテーブルの脇に、オリーブの木が植栽されている。
そのオリーブの木が、優しくぼくを迎え入れてくれるのである。

だから、このカフェに立ち寄るのである。



      荒 野人