エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

立春の空

2016年02月06日 | ポエム
4日が立春であった。
4日、5日、6日と暖かさが大気に籠っている。
乾燥注意法が発令されているけれど、大気は湿っている。

春に近付いているのである。



立春の空は、見事である。
石川啄木が存命なら、なんと言うのだろうか・・・。







「和らげる春の光のドビュッシー」







雲は遊弋している。
いまの日本・・・政界の魑魅魍魎の跋扈とは根本的に違う。



雲の離合集散は、眺めて飽きることが無い。
何日か、しもばしらが竜野を見に出かけている。



立っても、ほんの小さな欠片のようなシモバシラである。
暖かいのだ。



池に映し出される空と木々は鋭さを失って来た。
眺めて居ても、痛くはないのである。



     荒 野人