ある一日、春潮を感じたくて葛西臨海公園に出かけたのであった。
穏やかな午前である。

昼からは、風邪が出て来て寒さが募った。
けれど、海はたおやかにたゆとうている。

菜の花畑が、海に向かって落ち込んでいる。
葛西臨海公園は、いま春の兆しに満ち溢れているのである。

菜の花畑のうねりは、見事であった。

「心音の微かに聞こゆ春の潮」

春の潮は、確かにこの海に息づいている。

キラキラした海にぼくは、心音を聞いたのであった。
この句は、句会で先生から天賞をいただいた。
また、句友からも天をいただいた。
春潮は、ぼくの俳句にエポックを与えたかもしれない。
穏やかな午前である。

昼からは、風邪が出て来て寒さが募った。
けれど、海はたおやかにたゆとうている。

菜の花畑が、海に向かって落ち込んでいる。
葛西臨海公園は、いま春の兆しに満ち溢れているのである。

菜の花畑のうねりは、見事であった。

「心音の微かに聞こゆ春の潮」

春の潮は、確かにこの海に息づいている。

キラキラした海にぼくは、心音を聞いたのであった。
この句は、句会で先生から天賞をいただいた。
また、句友からも天をいただいた。
春潮は、ぼくの俳句にエポックを与えたかもしれない。