エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

節分草

2016年02月08日 | ポエム
スプリング・エフェメラル、春の妖精の一つである。
節分の頃、咲くからこの名前が付いた。

感じで書くと変哲も無いけれど、セツブンソウとカタカナで書くと奥行きが生まれる。
何故かしら、深奥に響くのである。



贅沢な褥(しとね)である。
「敷松葉」が施されている。



この花は、カタクリと同じで「蟻散布植物」である。


蟻が巣に運んで発芽するのだ。







「セツブンソウ光あつめて影もなし」







花言葉は・・・。
「気品」「ほほえみ」「光輝」「人間嫌い」である。

孤高である。
だからだろうか、きちんとカメラアイをしてくれない。



セツブンソウは、それで良い。
愛想を振りまく必要は全くないのである。



     荒 野人