寒さは、この週末まで続くと云う。
この寒さが、今冬最大の寒さだと言うのだけれど・・・。
立春があって、光の春になってだがしかしまだ浅い。
寒さのトンネルは、短いのが幾つか断続的にあるのだという。
ここのところは、春の陽射しに間違いない。

空もまた暖かい。
雲の千切れる様は、柔らかく暖かい。

木の根っこから、新たな命が萌え出て来た。
その仄紅さが初々しい、のである。

山茶花の名残の花。
その白さが、暖かさを更に増幅させるのだ。
この花の周囲には、枯れ果てた花の額が残されている。
それはしかし、寂しい。

「和らかな光の爆ぜる浅き春」

向春のみぎり、である。
だからだろうか、木々の葉ずえが光っている。

そのキラキラが良い。
心がウキウキする。
キラキラウキウキ、である。
あっそうそう、昨日のことだけれど・・・。
馬酔木の花がたった一つ、開いていた。
なんの勘違いだろうか?
仲間たちは、ようよう赤味が増しつつあるだけだと云うのに。
許せる勘違いである。
荒 野人
この寒さが、今冬最大の寒さだと言うのだけれど・・・。
立春があって、光の春になってだがしかしまだ浅い。
寒さのトンネルは、短いのが幾つか断続的にあるのだという。
ここのところは、春の陽射しに間違いない。

空もまた暖かい。
雲の千切れる様は、柔らかく暖かい。

木の根っこから、新たな命が萌え出て来た。
その仄紅さが初々しい、のである。

山茶花の名残の花。
その白さが、暖かさを更に増幅させるのだ。
この花の周囲には、枯れ果てた花の額が残されている。
それはしかし、寂しい。

「和らかな光の爆ぜる浅き春」

向春のみぎり、である。
だからだろうか、木々の葉ずえが光っている。

そのキラキラが良い。
心がウキウキする。
キラキラウキウキ、である。
あっそうそう、昨日のことだけれど・・・。
馬酔木の花がたった一つ、開いていた。
なんの勘違いだろうか?
仲間たちは、ようよう赤味が増しつつあるだけだと云うのに。
許せる勘違いである。
荒 野人