エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

コンサート

2016年02月25日 | ポエム
ある夜、コンサートに出かけた。
東大フォイヤーヴェルク管弦楽団の定期演奏会である。

賛助会員になって、このオーケストラを支援している。
ブログの友のご子息が、コンサートマスターであったという景胃によるものである。
このご子息は、既に社会人だけれど定期演奏会に参加し続けている。

第一ヴァイオリンのコンマスだったけれど、社会人になってからはヴイオラを弾いてこのオケを支えている。
すっかり社会人然として、落ち着いた雰囲気を備えている。
このオケの、楽しみの一つでもある。

団員の成長が見えるのである。



プログラムの表紙である。

現役の大学生が中心である。
そのオケを卒業生たちが支えている。
だからと云う訳では無いけれど、一年が経過するとメンバーの入れ替えがある。

音が違ってくる。
その違いもまた、楽しいのである。

この夜は、34回の定期演奏会である。
まことに時機を得たプログラムであった。
とりわけ、チャイコフスキーの一番はパーカッションが大切である。







「春浅しトライアングル良く響く」







丁度コンサートが終った舞台、である。
パーカッションの響きが、とても良かった。

ティンパニーの余韻であったり、トライアングルの冴えた音色が良かった。
比較的管楽器が弱いのだけれど、この夜はとても良く響いていた。
そうそう、ハープも良かった。

次回の演奏会は、七月である。



     荒 野人