=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

コロ付きりんご木箱シーズンイン!

2024年12月02日 | 【製品】家具工房つなぎのプロダクト

毎年年末が近づくと増えてくる、コロ付きりんご木箱のご注文。
先月は横浜で行われたふるさと納税展示イベントに出品させていただき実際の来場者に手に取っていただける機会があった影響もありますが、
それでなくても、年末が近づくとなんとなくお掃除や片づけ、整理整頓の気分になるからでしょうか。

コロコロと杉の素朴な味わいを残した仕上げで人気があります。
ハンドメイドマーケット「Creema」やふるさと納税でぜひ見てみてください。






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新しい戦略

2024年11月28日 | 【日記】いろいろ
某お役所の受付にあった「パブリックコメント」のファイル。閲覧用のようだが…

このフォント、どうみても自分用ファイルだろう(笑)
もしくは市民に親しみを覚えてもらうための戦略だろうかと勘ぐってしまう。
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伝衛門製作所 クラファン

2024年11月26日 | 【志事】独立を選んでからの日々
持続的な里山を目指し、ジビエレザーを中心に里山素材を使ったモノづくりを目指す伝衛門製作所がクラファン実行中です!

代表の大坂谷さんと出会ったのは一年半前くらい?
ちょうど地元材を使った製品の企画を受けて、木のバッグにジビエレザーの紐を使ってみようとお声がけさせていただきました。
第一印象はとにかくエネルギッシュ!
その後大坂谷さんからの企画も受けてコラボ商品のプロトタイプなども製作させていただいております。

そんな伝衛門製作所が、皮の保存のための冷凍庫とその施設を作るため奮闘しています。
私も実際に皮を作る作業場に伺わせていただいたこともあり、こちらでも紹介させていただきましたが、とにかく皮を革にする工程は大変です。

私も家具職人として無垢材を扱わせてもらっていますが、立っている木から、実際に家具材になるまでにはいくつもの工程があります。たまに「庭の木を伐ったからこれでテーブルでも(安く)作ってほしい」というお声がけもいただきますが、実はその伐った木を材にするまでが大変なんです。ここでは詳細は省きますが、ベニヤなり集成材など、平らで大きな板になっている商品が使えればとても楽です。つまり家具を作りはじめるスタート地点までに、木を材にする工程があるのです。
そうした部分を知っているだけに、皮を革にする苦労もとてもわかる気がします。しかも皮は生もの!

クラファン終了まであとわずか、ぜひ南房総の里山、モノづくりに関心を持っていただける方、ページをご覧になってみてください。
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『Pocket』プロジェクト

2024年11月24日 | Pocket project
『Pocket』プロジェクト

新拠点は今月から整地を開始し、いよいよ建設スタートという雰囲気になってきました。
今までは樹木や竹が生え原野だったような中、伐採とその片づけに追われていて、自分の頭の中には完成時のイメージはあるものの「こんなところに建物が建つのか?」と、ときどきは半信半疑な思いに駆られることもありました。
しかし「機械の力はすごい!」たったの2日できれいさっぱり!入口にあった切株たちも、整地当日の集合時間7時半に行くと、もう作業が始まっていて跡形もなくなっていました。(今まで車が入れられず不便な思いをしてきたので切株撤去の瞬間見たかったな)

さて、改めてですが新拠点の名称のご紹介です。
名称は「Pocket」

 そう、ズボンや服についてるポケットです。ドラえもんのポケットの影響も多分に受けてるかも?

「楽しいこと、幸せなことがつまっていて何か飛び出してきそう」
「(ドラえもんじゃないけど)家具や木工体験、「作る」こと全般に加え、南房総の情報もなんとかしてくれる」

そんな場所にしていきたいという思いに加え、
館山道高速インターすぐ、JR駅や高速バス乗り場も近く便がいいのに、自分も含めて地元の人でも「こんな場所あったんだ」と思うような立地なので、「ここは時空ポケット?」という言葉が最初に土地を紹介されたときに思い浮かんだことにも由来します。

住所は南房総市富浦町、枇杷の一大産地として有名で、静かな海岸も多く最近ではフォトスポットとして木製の原岡桟橋も知名度がアップしています。


と、つらつら書きましたが、やっぱり

「言葉を並べるよりも一枚の絵のほうが伝わるはず!」

と思い、絵の自信はないものの息子のアドバイスも入れながら描いてみたのが写真のイラストです。恥ずかしい。。。

でも新しいことを始めるときには思いや絵が大事。そして名前があることで親しみを持っていただけます。
少なくとも息子には受け入れてもらったようで、週末になると「おとうさん今日はポケットの日、手伝うよ」と言ってくれます。
これが「今日は新拠点の予定場所の作業をする日」とかだとちょっと言いづらいし親しみもないですからね(笑)

「家具工房つなぎ」は屋号、Pocketは拠点の名称です。
(表記の変更や肩書きがついたりするかもしれませんが、まあこのへんはゆっくり考えます)
そしてPocketは一度ですべてが完成するわけではなく、当初は倉庫的な役割でのスタートになるかもしれません。少しづつ理想の場所に近づけるよう手を加えていきたいと思いますので、その都度皆さまにもお力添えをいただけたらありがたいです。
きっと「つぎはぎ」だらけのポケットも趣があるはず。。。。






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駒止めのお話

2024年11月23日 | 【製品】家具工房つなぎのプロダクト

前回製作した山桜テーブルは、一般のお宅ではなく百貨店に入るアパレルショップのディスプレイテーブルとなりました。
店舗は百貨店の閉店後一晩で模様替えをするので、夜間の指定時間への納品となりました。

今回はデザイナーさんにお声がけいただき、当初より無垢材の家具の懸念点はご承知おきいただいておりましたが、
店舗でも改めて聞かれました。
「空調や照明もあるので、無垢材だと多少割れたりしますよね?」

「うちでは多少の収縮には対応できるよう駒止めという方法で天板を固定していますので、100%大丈夫とは言えませんがそこまでご心配はいらないかと思います」とお答えしました。
少なくともネジでバキバキに固定されている状態と比べればかなりリスク度は下がっていると思います。

駒止めというのは、写真の積み木のような角材で天板を固定する方法です。幕板という側面の板に溝があり、その中をこの駒が天板を固定しながら多少自由に動けるようになっているため、材木が室内の湿気の変化に対し収縮しても、それに対応できるため板が割れたりすることを軽減できます。これがネジやボルトなどで動けないように固定されていると、割れが発生します。

取り付けられるのは机の裏側で見えないところですが、家具工房つなぎでは、天板がより堅固に固定できるよう下穴の周りを削ってあったり、また多少見た目が柔らかくなるように斜めにカットしたりしています。まあ、まず見られることはないのですが・・・









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設計士さんの家

2024年11月20日 | Pocket project

設計士の神向寺さんのお宅の拝見と、これから自分が建てる工房のちょっとしたご相談に伺ってきました。

鴨川の田園に溶け込む板張りの家には設計士さんならではのこだわりや工夫があちこちに施されていました。
憧れの熱交換式換気装置や高品質の透湿防水シートなどのハイテク機能面はもちろん、
伝統工法のアレンジ、細部のこだわりや見た目を意識した納めなど設計士ならではの素晴らしさでした。

うちの工房はミニマムな性能と作りの予定なのでそのまま取り入れることはできませんが、外壁は同じ杉板の予定なので納めなどいろいろご相談にのっていただきました、ありがとうございました。

今回、神向寺さんがご自身のお宅で積極的に新しい工法など自由に試みをされていることに感銘を受けました。
自分の工房建築は各専門の業者さんの力を借りながらも分離発注という自分が施主兼総合マネージャーとして全体設計から細部の納めまでを決めて、手配進行させていく方式なのですが、
自分自身知らず知らずのうちに、まともな建物にしよう、失敗はできないという方向に寄っていてしまっているのではと反省しました。
もちろん、設計士さんの裏打ちされた試みと自分の場合は違いますし、資産をなげうって建てるので失敗はイヤですが、でも自分のものなんだから、もっと自由にお試し部分を入れて楽しんでもいいのかもしれません。
ちょっとそんな気持ちの転換もできた貴重なお時間でした。改めてありがとうございました。
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トイレットペーパーホルダー発送しました。

2024年11月18日 | 【製品】家具工房つなぎのプロダクト
木と鉄のトイレットペーパーホルダー 発送させていただきました!
木製が好きだけどぼてっとしてるのはちょっと。。という方に。
シャープな印象で製作しています。
新築のトイレでも、今のままでも、設置できます。

ふるさと納税も対応しています。
鉄部分は職人さんにお願いするので多少お時間いただく場合があります。お問合せください。
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久しぶりの海弁

2024年11月15日 | 【志事】独立を選んでからの日々
先日のポカポカした日の海弁。
ほんとに秋が短くわずかな気候になってきてしまいましたね。
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安房一豆

2024年10月29日 | 【志事】独立を選んでからの日々
幻の安房一豆 あわいちず って知ってますか?

工房の地区で農業を始めたRくんが遊びにきた。
枝豆のお土産付き。
「ありがとう!でも枝豆って夏のイメージだけど」
と聞くと、
これは安房一豆といって、関東で最も収穫が遅いとも言われる品種なんだと教えくれた。

館山在来種から選抜された枝豆で、
JA主導で始めたブランド野菜らしいけど、
残念ながら担い手が増えず、
今年はなんと出荷者がRくんひとりだとか。
まさしく「幻」の枝豆をいただいてしまいました!
しっかり濃厚な味でとっても美味しかったですよ。
皆さんも市内で見つけたら安房一豆、ぜひ手にとってみてください。

でも安房一豆より推しなのがこのRくん。
移住してきて新規就農一年目。地域の祭りで知り合ったけど、
超「素直」なので、
まったく知らない地域の太鼓も大太鼓も子供に交じりながら熱心に練習。恥ずかしさや外聞も気にせず、間違えても年下の中高生に教わっていました。なかなか真似できない素晴らしさです。
仕事の農作業もきっとそんな感じでしょうから、どんどん地域のおじさん、おじいさんたちが応援してくれています。

ちなみに後ろに写っている自転車のおじいさんは、停めてあった軽トラのライトが点いていたことをわざわざ200㎡くらい敷地奥の工房まで教えにきてくれた見ず知らずの通りすがりの方。
お礼はもちろん安房一豆でした。






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マテバシイ枯れ葉活用ください

2024年10月28日 | Pocket project
「マテバシイ枯れ葉、よろしければご活用ください。」
残りは軽トラで4杯くらいかと思います。
(なんだかずっとマテバシイ投稿が続いているような(笑))

プロジェクトの写真をご覧になられた方々数件からお声がけいただき、自然浄化槽や排水に、薪(小枝)にしたり、畑の栄養にとお使いいただいております。

実は敷地入り口がまだ未整備のため現状軽トラを入口につけることしかできず積み込みに労力がかかりご不便をかけてしまうのと、片づけをしてもらうみたいで申し訳ないという気持ちがあり、今まで呼びかけはしてきませんでしたが、
こうして実際にお使いいただいているところを見てしまうと、やっぱりなんだかもったいないので、ぜひ使っていただける方がいましたらと思い直しました。
(本来自分の土地で活用できればいいのですが、この後いったん敷地全体を整地しますので、置いておくスペースがありません)

今年の猛暑ですっかり乾燥していますので軽いです。枝も細めなので手鋸で切ることができます。
ご興味ある方ご連絡ください。

Pocket Project 003
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